2005.1.3NHK、古代史ドラマスペシャル
キャスト
中臣鎌足/岡田准一 蘇我入鹿/渡部篤郎 車持与志古/木村佳乃 山背大兄皇子/山口祐一郎 中大兄皇子/小栗旬 石川麻呂/伊武雅刀 御者の老人・中臣国子/大杉漣 旻/岡田栄弥 軽皇子/吹越満 強頚/六平直政 蘇我日向/山口馬木也 漢直/大八木淳史 船恵尺/呉汝俊 巨勢徳太/伊藤敏八 舒明帝/蛍雪次朗 宝皇女/高島礼子 蘇我毛人/原田芳雄 南淵請安/仲代達矢
脚本/池端俊策 美術監修/西岡善信 演出/片岡敬司
幼馴染で学友設定の鎌足と入鹿、時の移ろいの果て新政のため親友を討つに至る若き鎌足を描く。聖徳太子の遺徳を偲ぶ鎌足は、太子の一族を滅ぼし南淵請安を殺した入鹿が許せずに中大兄皇子に与するが、朝堂の階に伏す友を抱いて号泣する。
ロケ地
- 幼い鎌足が祖父に連れられ大和へ向かう雪嶺、セットか。この年、聖徳太子没す。
- 「中臣の若」が祓いを頼む男に捕まる棚田、飛鳥か。里居、明日香村野外セット。
- 僧・旻の学堂からの帰り道、入鹿と話す鎌足、春日山原生林(日向らに囲まれてからまれ)。
- 中臣の家がある里、明日香村野外セット。
- 蘇我館の門、薬師寺中門(夜)。
- 唐の使者が宝皇女に帰国の挨拶を述べるくだり、法興寺は薬師寺。金色の飛鳥大仏と西塔をイメージに挿入、鎌足に声をかける入鹿は玄奘三蔵院伽藍で、回廊を毛人がやって来る。伎楽がはじまる段でセットにスイッチ。中座した山背大兄皇子を呼び止める鎌足は白鳳伽藍回廊外、西塔が映り込む。このあと山背が馬を駆る丘、甘樫丘か(都を見下ろし)。
- 岡本宮炎上後、放火犯を忖度する学堂帰りの鎌足と入鹿、若草山(飛鳥ふう彫像あしらい)。
- 三島郷へ行くと決まったあと、入鹿と話す鎌足、若草山。二上山に沈む夕日を演出。
- 三島の鎌足の家、木津河原(右岸)。
- 宝皇女の雨乞い、不明(山上に「台」しつらえ)。
- 毛人が山背と密会する場を押さえ、父の行動を牽制する入鹿、酵素。山道はダート、父と話す伏屋は河川敷にあしらい。
- 山背と戦になると知らせてきた入鹿の文を見て、都へ馬を駆る鎌足、木津河原か。
- 斑鳩宮、平城宮跡東院建部門(外側、夜景)。内部はセット。山背皇子を説得して戻った鎌足が、「約束」を破って進撃してきた軍を見る野、河川敷か。
- 斑鳩宮炎上後、軍を率い引き上げてゆく入鹿、若草山か。死屍累々の野、不明(丘の斜面?)。
- 南淵請安の施療所、木津河原にしつらえ。ここにいたボランティアの中大兄と鎌足が意気投合、川で水汲み。
- 板蓋宮、セットに町並み合成、遠景の山並みは飛鳥の里か。
- 宮殿を見下ろす位置に新しく建てられた甘樫丘の蘇我館、亀岡か。
- 高句麗への出兵のため徴発される民のくだり、明日香村野外セット。男たちが引かれてゆく道、不明(竹林際の野道)。
- 兵を刺したかどで投獄される鎌足、請安も入れられている牢、不明。請安の亡骸が放り出されるのは蘇我館から。
- 蹴鞠をしていた中大兄の沓を鎌足が拾う法興寺(飛鳥寺)の庭、薬師寺金堂脇。その後二人が話す森は春日山原生林。
- 石川麻呂に接触した鎌足を捕えてこさせ、思いとどまるよう迫る入鹿(狩りの最中の野原)、大堰川河川敷か。
*斑鳩宮炎上後、皇女の亡骸を引き取りに来た中大兄を誰何する兵の一人に福ちゃん、防人ふう。
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