火の玉奉行

深田金之助監督作品  1958.5.12東映

キャスト
遠山金四郎/片岡千恵蔵 池田相模守/江原真二郎 前田紫山/薄田研二 牧田備前守/月形龍之介 お君/桜町弘子 おちい/植木千恵 桃太郎/八汐路佳子 お半/浦里はるみ お景/雪代敬子 弥三郎/原健策 神並兵介/片岡栄二郎 平公/トニー谷 塩谷遠江守/市川小太夫 伊吹屋次郎八/柳永二郎 鎌沢因幡守/岡譲司 広瀬玄蕃/富田仲次郎 土居大炊守/三條雅也 熊木大膳/阿部九州男 瀬川菊之丞/花柳徳兵衛 おとみ/霧島八千代 吉奴/若水美子 雛丸/高嶋淳子 東風疾之進/立松晃 遠山左ヱ門尉景晋/明石潮 瓢左ヱ門/水野浩


 狡猾な手段で外様大名を脅し、大金を毟り取る悪党あり。遠山奉行は彼らを指弾するが、証拠不十分を言い立てられ却って窮し謹慎を食らってしまう。ここへ「不肖の息子」金さんが立ち、陰謀の主を追って京へ。彼はいろんな顔を使い分け、さらなる被害者が出る現場に肉迫してゆく。

金閣

ロケ地

  • 東風疾之進が侵入し絵図面を奪う二条城、本物の東大手門。他はクレジットが被っていて詳細は判らず、西虎口と隅櫓か。追っ手かかる山道、不明(堤道から山道←ここで鳩を飛ばす)
  • 鳩の知らせをじりじりと待つ北町奉行所、大覚寺明智門。中はセット撮り。
  • 二条城在番の二人が遠山奉行の弾劾を受ける辰ノ口評定所、西本願寺大玄関門
  • 絵図面を持って江戸へ急ぐ東風疾之進が、熊木大膳らに殺される街道、木津堤。直後に神並与力らが駆けつける。
  • 塩谷・鎌沢の二人が富士の見える街道を封鎖して茶を喫するくだり、不明。掏摸の平公を介して弥三郎と知り合う金さんのシーンでは山裾の風景、畑は茶畑か。
  • 京イメージ、清水寺全景。
  • 金さんがならず者から一力の姉妹を助ける二軒茶屋のくだり、騒ぎに気付いた町衆が振り向く八坂神社南楼門前は本物、お景とおちいが囲まれる参道は梅宮大社東参道で「二軒茶屋」のほか朱の柵をあしらい。姉妹を送ってゆき、そのまま板前に就職の祇園・一力はセット撮り。
  • 絵師・紫山を尾行した翌朝、弥三郎と金さんが腹の内を探り合うお寺、清凉寺本堂前。
  • 金さんが伝書鳩を隠している林、不明(山の斜面、広沢池北岸に似る)
  • お半に呼び出される金さん、三条大橋や鴨河原はセットで夕景のホリゾント。
  • 池田の殿様が意にそわぬ接待を受ける保津川下り、本物の保津峡。芸者衆ばかり乗せた船も演出。
  • 池田候を脅迫するも蹴られた件を協議する悪党ども、イメージに金閣を出して右にパン、建物はセットにスイッチ。

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