2001年7〜11月 フジテレビ/東映
キャスト
早乙女主水之介/北大路欣也 喜内/矢崎滋 菊路/佐藤友紀
第1話 天下御免の向う傷
花の吉原に響く銃声、狙撃に失敗し捕われかかった若衆を助ける主水之介。若者は実は女で、兄の仇を討とうとしたものと知り、退屈のお殿様は九州へ。天領・日田では、西国筋郡代が、掛屋と結託し私腹を肥やすかの、腐敗した空気が澱んでいた。
ロケ地
- 早乙女主水之介邸、妙心寺天祥院。吉原で若衆を保護した翌朝、下男が門を開けているシーン。お殿様はまだ高鼾。
- たえの回想、不正を探っていた兄が修験者に囲まれ消えた山、白水峡。ここは後で何度も出てくる、怪しの行者出没スポット。設定は竜神の岩屋へ至る日田の山中。
- 豊後入りの主水之介とたえ(このときは若衆姿)、原尻の滝。滝下手の吊り橋を渡る二人を見上げる図も。このあと白水峡へスイッチ。
- 西国筋郡代官屋敷、芦浦観音寺(イメージのみ、門は閉じている)。
- 代官・塩谷の提案で、掛屋が主水之介をもてなす料亭(?)、宇治・興聖寺。参道の溝をナメて山門を望むアングルで導入。竜宮門には、中華行灯があしらわれている。内部はセット撮り、円卓のまわりで中華ダンス。
- たえが捕われている竜の岩屋、普光寺磨崖仏と「崖下の洞窟」。洞窟は不明(うまく磨崖仏からスイッチさせてある。入口にお不動さんをあしらい、爆破シーンも)。普光寺磨崖仏の不動明王前では、立ち回りも撮られている。
ゲスト
大黒屋仁兵衛/大出俊 法源坊/伊藤敏八 村山新八/篠塚勝 木村作之丞/赤羽秀之 千種屋/頭師孝雄 たえ/麻乃佳世 塩谷兵衛助/丹波哲郎
第2話 京洛の花嵐
主水之介にマズいところを見られた商人は、あろうことか山吹色のお菓子お届け。そして彼を狙う者たちがいるのを知り、退屈の虫は騒ぎ出す。赴いた京都では、新任所司代と組んだ奸商が、あきれた強引さで私腹を肥やし始めていた。
ロケ地
- 早乙女主水之介邸、妙心寺天祥院。菓子折が届いて有頂天の喜内のくだり、イメージに門のみ。
- 京都イメージ、清水寺(全景遠望、塔アップ、楼門見上げ)、東寺五重塔(南大門越し)、一力(前を舞妓が通り過ぎる)。
- 主水之介が上る高楼、南禅寺三門。門下で尾行してきた耳助をシメていると、静枝に銃をぶっ放される。
- 隠れ家へ向かう静枝と耳助、琴滝前を過ぎ脇の崖を登る。隠れ家イメージの塀越し破風は不明。
- 京都所司代、随心院薬医門。
- 掏摸の男女を手下に加えるくだり、伏見稲荷。鳥居、楼門、千本鳥居、本殿脇石段、境内摂社など。悪党どもは伏見の商家を陥れるので、現地設定と思われる。
- 九条関白の名を騙り所司代と西国屋を呼び出すくだり、吉田神社。やって来た二人が「もしかして罠?」とかやるのは本殿前。主水之介に斬り立てられて逃げ込むのは竹中稲荷で、三高碑への石段から仇討ち衣装に身を包んだ静枝と「姫」がおりてくる(狐面つけたモブが囲み)。設定は…まさか関白邸のつもりではナイと思うが。
- 江戸へ戻るも、喜内の怒りが怖くて門前で踵を返し物陰から自邸を窺うくだり、隠れる塀は妙心寺壽聖院の塀。自分が出した文の届いたのを見たあと、芸者あげて船遊びのお殿様は大覚寺大沢池(天神島朱橋映り込み)。
ゲスト
西国屋/河原さぶ 神保内膳正(所司代)/佐々木勝彦 西国屋用心棒/岩尾正隆 耳助/本田博太郎 静枝/多岐川裕美
*亡主の忘れ形見の姫を守り育てる、母性に満ちた静枝さんだが、主水之介を威嚇するのはまだしも、仇討ちの段で短筒ぶっぱなすのはどんな作法よ。
*静枝さんと姫が真の親子になるのはとってもイイのだが、耳助のひそやかな恋はどうなる、って話。一生お傍でプルプルしてるのも似合うかもの、獣性を裡に秘めたキレない系の博太郎はいい感じ。
*ラス立ち福ちゃん入り、役人。
第3話 どくろ屋敷の謎
忘八を殺した浪人たちを追ってゆくと出てくる、十五年前の因果。怪しの荒れ屋敷に隠されていたお宝は、主水之介たちに肩透かしを食らわせる。
ロケ地
- 忘八を斬った浪人たちを目撃したあと、主水之介が彼らに囲まれる夜道、相国寺大光明寺南路地。
- 早乙女主水之介邸、妙心寺天祥院(門のみイメージ)。
- 十五年前の事件の調書を見るため登城する主水之介、お城イメージに姫路城天守。お城内部はセット撮り。
- 大目付差し回しの刺客(黒イカ)が主水之介に殺到する道、妙心寺大庫裏脇路地。
- 金座・後藤に落籍された、夕霧花魁の遺児・お園が監禁されている大黒屋の寮、中山邸通用門(イメージカット)。
ゲスト
大黒屋/鶴田忍 榊原主膳/潮哲也 小春/有沢妃呂子 井坂/草薙良一 鏑木兵馬/村上弘明
*馬場町の荒れ屋敷は、夕霧が四人の子と住んでいた家で、後藤(公金横領)の処刑直後に入った賊に母子併せて四人が殺されてお化け屋敷に。三人の髑髏は掘り出され、毘沙門天の足もとに並べられている。仕掛けは仏像のうしろにあって、主水之介と兵馬が争った際折れた刀が飛んでスイッチが入る。
*兵馬が雇う浪人の一人に福ちゃん、片手がフック船長で刀も併用して戦う。瀕死の井坂の発言によれば、大目付差し回しの刺客にやられたみたいだが、映像は入らない。役名無しでクレジット。
第4話 伏魔殿の血闘
福山藩の御落胤騒動は、もちろん訳有り。とんだ天一坊と伊賀亮が藩を乗っ取ろうとするが、暇な旗本が気ままな旅に出ていて、首を突っ込まれてしまうのだった。
ロケ地
- 福山藩の上臈・藤岡を刺客から助ける街道、不明(かなり高所の林道)。
- 藤岡が生き別れの弟・卯三郎と会う寺、不明(鐘楼門のまわりは草ぼうぼう)。
- 福山城、本物の天守をイメージに。
- 殿様に嘘をついたことを告白する藤岡、船出前に立ち寄る、海を望む楼は阿伏兎観音の観音堂。船が出ると知らせに来た菊路は、登楼から現れる。
- 龍山寺、耕三寺。陽明門前で立ち回りなど各所が使われる。千仏洞や救世観音まで登場する。劇中では「きらびやかなお寺」と表現されている。
- 殿様の危機を注進におよぶ菊路、門番と押し問答の城門は福山城筋鉄御門。
- 責任をとり暇乞いをすると言う藤岡に意見する主水之介、海岸は福山の海か。
ゲスト
阿部主計頭正興/高野長英 宮永主馬/中島久之 卯三郎/出光秀一郎 茶頭/うえだ俊 堀田将監/森山周一郎 藤岡/古手川祐子
*福山藩の殿様と主水之介は昔馴染み、悪い遊びも共にした模様。
*主水之介らの目的地はお伊勢さんだったが、箱根に立ち寄り祇園で散財、果ては福山へと脱線ばかり。遂には江戸が恋しくなり、伊勢には寄らずじまいに。この間、しめて百両を喜内にねだっている。
*クレジットのロケ協力先/耕三寺、阿伏兎観音、水本兄弟建設、ベラビスタ境ヶ浜
第5話 幽霊城の姫君
信州・立石城に異変の匂い、主水之介が出会った市女笠の女が歌う童謡は、悪者に捕われた殿様が呟くように歌うそれと一致する。女の父は、彼女が幼い頃謎の出奔を遂げていた。
ロケ地
- 信州・立石城、彦根城。暗雲をバックにした天守を映したあと、暇を出された女たちが出てくる城門には天秤櫓を。これを見ていた隠密が見つかりチャンバラに。
- 街道をやって来た主水之介に、先乗りの佐吉が駆け寄るくだり、酵素ダートと降り口。幽霊城の様子を聞く茶店は河川敷にしつらえ。
- 林の中で市女笠の女を見る主水之介、その女・お秀が参詣する立石神社は鳥居本八幡宮本殿。
- 城の様子を窺いに行く主水之介、彦根城天秤櫓を垣間見。大目付の高坂らが鼻息荒く登城してくるシーンは観音台橋。
- お秀が自邸跡を案内する野原、随心院境内・南塀際。塀越しに鐘楼が見えていて、草原には壊れた燈籠や朽ちた古井戸をあしらい。後段、家老が殿の替え玉を仕立てた経緯を告白するくだりも同所。
- 渡し舟に乗り城下を去ってゆく「父子」、罧原堤下桂川。水面に東公園の木立ちが映り込み、見送る主水之介たちの背景に嵐山の山なみが見えている。
- 江戸へ戻る主水之介一行、新番頭就任の話が消えたという文がもたらされる街道は羽束師堤。
ゲスト
お秀/荻野目慶子 高坂外記/原田大二郎 木村頼母/横内正 立石右京太夫/森繁久彌
*お秀の父は「風の一族」出身、殿様警護の者は黒装束の忍び。
*高坂一派の藩士に福ちゃん、立ち回りでは後姿が姿勢ばっちり決まっててカッコいいほか、森繁の腕掴んで引っ立ててったり。
第6話 海を渡った退屈男
隠密御用の男に頼まれ、はるばる讃岐へやって来る主水之介。お家騒動で危険にさらされている幼い世子を救うものの、後見人の楓の方は迷惑顔。亡き姉から託された二つの大事が、彼女を苦しめていた。
ロケ地
- 幕府隠密・秋月が追っ手と死闘の林、不明(竹林と雑木まじりの林に巨岩のアレ)。その場を逃れた秋月が、楓に斬られる山道は谷山林道(両側切り通し)。
- 朝に下男が門を開けると、夕べから居た「幕臣」佐久田がまだ座っててうひゃあの早乙女邸の門、妙心寺天祥院門。
- 讃岐・丸亀城、本物の天守をイメージに。
- 遍路に混じり関所を通る佐久田、主水之介は素で通る海辺の街道は琵琶湖西岸(河口州と思われる)。
- 亡母の命日に寺へ参る世子・松丸君、神護寺。石段を下りてきたあと、墓地へ。帰りを襲われるのは林間、主水之介が介入しての殺陣は明王堂前へスイッチ。「墓地」はかわらけ投げの崖地みたいな感じだが、詳細不明。
- 村上水軍の裔が主席家老・田村に新式銃を引き渡す海辺、琵琶湖か(岩がちの浜)。
- 家老と側室の企みを主水之介に報告する佐久田、神護寺石段下。「墓地」も出る。
- 佐久田の仕込みに乗せられ、連判状精査のため黒髪山の庵へやって来る御側室、祇王寺山門(門前で駕籠をおりる)。内部はセット撮り。ここで連判状をさらって逃げる佐久田、追っ手と戦うのは大覚寺五社明神。深手を負う佐久田、冒頭に出た巨岩ある林。このあと斬られる谷山林道も秋月の時と同じ。
- 連判状を火にくべる主水之介、琵琶湖畔。
ゲスト
田村帯刀/中原丈雄 お豊の方/日下由美 宮内次郎太/石田登星 秋月兵馬/井上高志 佐久田源八/火野正平 楓/梶芽衣子
*楓は里入り忍「草」で、正室の姉が亡くなる際に引継ぎ。忘れ形見の世子のため改易を避けたかったのが「動機」。
*キャストゆえもっと何かありそうに見えるが、佐久田は任務一筋でガチの伊賀者。
*側室・お豊の方がらみの怪しの一団は村上水軍の末裔で、密貿易とかもしてるみたい。一味に福ちゃんチラリ。
第7話 謎の鬼面城
人を殺してまでただの挨拶文を奪おうとするから、退屈のお殿様を呼び込むことになる、間抜けな悪党たち。そして、軽薄な若者は騙せても、撫育してくれた「じい」を慕う幼君の心は動かせないのだった。
ロケ地
- 早乙女邸を窺う強面の侍たち、屋敷は妙心寺天祥院で、下男がくぐり戸を開けて外を見ると一団は壽聖院の築地に隠れ、もうひとつのグループが金牛院脇の路地にいる。喜内と菊路は武装して邸内で警戒。
- 主水之介に「密書」を届けようとした、行商人に化けた男が斬られる路地、妙心寺大通院裏路地。朝帰りの主水之介が通りかかり撃退、文を受け取る。
- 国元へ向かう彦根藩江戸家老の駕籠がゆく道、大覚寺護摩堂前〜放生池堤。主水之介はこれを対岸から見ていて、六部の集団に襲われるのは大沢池堤。
- 彦根城、本物の天守を濠越しに。
- 竹林寺へ赴いた城代・高山が江戸家老一派に拉致される道、大覚寺放生池畔、五社明神。
- 主水之介の示唆を受け、殿様に会うためお城へ殺到する若い藩士たち、彦根城石垣、天秤櫓、城内坂。殿様を見つけ確保し、追っ手から逃げてくると主水之介が待っている池端、玄宮園。
- お仙と話す主水之介、琵琶湖畔(巨岩目立つ浜)。
- 竹生島の島影を映したあと出る、高山の監禁場所は大崎寺(湖を望むバルコニーで村井と「折衝」、回廊やお堂も)。
- 事後、高山と釣りの主水之介、不明(池上)。
お仙(城代密偵)/石野真子 村井大膳(江戸家老)/中山仁 大久保加賀守(老中首座)/清水紘治 菊池一馬/丹羽貞仁 杉野力也/若松俊秀 高山修理/船越英二
*主水之介に城代の文を渡す行商人はお仙の兄、同じく密偵。
*村井一派の侍に峰蘭太郎、ラス立ち福ちゃん入り。
第8話 黄金伝説の謎
決して欲をかかず、信玄公の遺産の行方を求めず存在を崇めてきた末裔だが、欲深役人に目をつけられてはひとたまりも無い。頼み込まれてやって来た退屈のお殿様は、事件を解決するほか、恋の仲立ちもしてゆく。
ロケ地
- 早乙女邸、妙心寺天祥院門。イメージのみ。
- 上総・木更津近くの真理谷(まりやつ)の里、イメージに北嵯峨農地(路傍の石越しに田地を望む図)。
- 地下に閻魔羅闍を祀る「お堂」のある林、北嵯峨か(雑木まじり竹林)。
ゲスト
おみつ/五十嵐いずみ 阿部市之丞(陰陽師)/亀石征一郎 新城和馬(矢萩付き隠密)/伊東貴明 矢萩采女(大目付)/小沢象 大室主膳(関東郡代)/遠藤征慈 染奴/鈴川法子 孫兵衛/伊東四朗
*「埋蔵金三十万両」は、発見者の孫兵衛によって守られている次第。お堂の地下に巨大閻魔さま、仕掛けを解くと横スライドで黄金の観音菩薩が現れる。
*亀石征一郎の陰陽師は奇ッ怪な技で人を操るが、けっこう近くで術掛けてたりして笑える。
第9話 化猫屋敷の怪
凶賊が消え、主水之介を襲った刺客が消えする、怪しの屋敷町。角を曲がったところにある鍋島藩下屋敷では、旧主家がらみの陰謀が進行していた。
ロケ地
- 賊・浮立党を追った町方が一味を見失う屋敷町の路地、大覚寺参道(御殿川側に目隠しあしらい)。鍋島藩下屋敷は大門で、主水之介が押しかける際や竜造寺家当代の白庵が訪問する際には、式台玄関も使われる。また、大門続きの塀際に祠をあしらい、スライドさせると秘密の抜け穴という趣向だが、仕掛けのある祠自体はセットで撮られていて、門脇のそれとは組み合わせての絵を作ってある。
- 主水之介が鍋島藩江戸家老・山本と会見する邸内、建仁寺久昌院(境内建物縁側、茶を喫する座敷からは端正な刈込が望まれる)。庭を逍遥する山本と主水之介のシーンは芦浦観音寺、本堂唐門は普請中という設定で蓆に覆われている。近寄ると制される井戸は、中仕切り塀の際にあしらわれている。後段、この井戸へ主水之介がまっ逆さまに落ちるシーンがあるが、家老を騙すお芝居。
- 早乙女邸、妙心寺天祥院門(イメージのみ、刺客で来た正義派の若侍・大木を書庫に籠めてある段)。
ゲスト
大木佐助/堤大ニ郎 藤村太夫/藤田佳子 鍋島直次/古田求 慶闇(竜造寺家当代母堂)/丘さとみ 山本神右衛門/近藤正臣
*竜造寺と江戸家老が通じ、殿様を殺める企み。賊はこやつらの使嗾で、伝統舞踊・面浮立の名から主水之介にバレる運び。
*福ちゃん、竜造寺家当代を接待する場に控えてる藩士で、ラス立ちにも参加して複数回斬られ。
*丘さとみは尼姿。成敗された息子に縋って泣く姿が哀れ。
第10話 南国の対決
祭りの夜、長崎の遊女を助けた退屈のお殿様は、気にかかる男を見て長崎まで彼を追ってゆく。果たして、腰の低い長崎商人のほうは大悪党で、主水之介が見込んだ男は山田長政の末裔の、侠気溢れる人物なのだった。
ロケ地
- 早乙女邸、妙心寺天祥院門(イメージ)。
- 祭りの夜、追われる遊女・おこよをを助ける主水之介、随心院裏塀際。
- 長崎イメージ、崇福寺(三門、第一峰門、大雄宝殿)、眼鏡橋。
- 渡海屋が香味屋を消そうとする海辺の岩屋、丹後海浜か。香味屋たちがアユタヤへ向け船出するのも同所海岸。
ゲスト
渡海屋/中田浩二 五島屋/石山律雄 おこよ/平沢草 香味屋重三郎/夏八木勲
*導入は、カピタンと共に餅撒きならぬ金平糖撒きをする渡海屋の逸話。拾った佐吉が価値を判らず早乙女邸でボヤき、主水之介が解説。
*渡海屋たちが用意する荒くれは、廈門の青幇とかいう設定で、首領は峰蘭太郎…メッチャ似合うてるやんか。一味には福ちゃんもいてラス立ちに参加、なりは浪人のセンセイ。
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