五瓣の椿 復讐編 1987.4.14テレビ朝日/東映
父を愛さず蔑ろにし見下していた母と、彼女に群がった男どもを次々に殺す「娘」。
怒りのゲージは、父への愛と済まなさの分だけ、止めようもなくはね上がってゆく。
ロケ地
- 医師・海野得石宅、上賀茂・明神川畔社家。
- おしのの父・喜兵衛の回想、幼時裏山の川辺に咲いた山椿、清滝畔か。
- 得石を殺し、持ってきた証文を川に流すおしの、上賀茂神社ならの小川。
- 南町奉行所、大覚寺明智門。
- 芝居小屋出方の佐吉に小判を渡し、香屋清一へ取り持てと迫るおしの、大覚寺大沢池船着(小)に係留の屋形船。カイツブリの鳴き声高し。
- 清一殺害を中止し料亭を出て帰るおしの、料亭の門は嵐山公園・錦。おしのの乗った駕籠が渡る橋は中ノ島橋。与力・青木が尾行してゆく。
- 武蔵屋の死んだ娘・おしのに辿りつき、焼け跡を調べる青木、大覚寺心経宝塔前に竹垣を置き、内側に焼けぼっくいをあしらい。塔は頂部のみチラリ。
- おしのの付け文を見て有頂天になり船を出す清一、渡月小橋上手湛水域。渡月亭映り込み、橋は映らず。
- 水辺で物思う青木、大覚寺大沢池畔。
- 落椿の野をゆくおしの、下鴨神社泉川畔。
キャスト
古手川祐子、田村高廣、生田悦子、尾藤イサオ、赤塚真人、石田信之、竹井みどり、三島ゆり子、山口朱美、樋口悟朗、樋浦勉、冷泉公裕、小野進也、高峰圭二、江原真二郎、近藤正臣
五瓣の椿 完結編 1987.4.21テレビ朝日/東映
的をあと一人残す段になって、病に倒れてしまうおしの。
助け起こしてくれた男の手は、憎悪の対象だった男たちとは違っていた。
その手への思慕を吐露し、聖処女は逝ってしまう。
ロケ地
- 料亭花房へ聞き込みの青木たち、不明(坂を駆け上がり。円山か亀山か)。
- おしのが駕籠を止め行き先を変更する指示を出す町角、不明(建物の前?)。
- おしのが居る納屋へ向かう青木、不明(雪の並木道)。
キャスト
古手川祐子、田村高廣、生田悦子、尾藤イサオ、鈴鹿景子、長島裕子、入江慎也、近江輝子、北村明男、樋口悟朗、樋浦勉、冷泉公裕、小野進也、高峰圭二、江原真二郎、近藤正臣
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