岡本喜八監督作品 1966.2.25東宝/宝塚映画
キャスト
机竜之助/仲代達矢 お浜/新珠三千代 宇津木兵馬/加山雄三 お松/内藤洋子 近藤勇/中丸忠雄 芹沢鴨/佐藤慶 裏宿の七兵衛/西村晃 宇津木文之丞/中谷一郎 浅吉/田中邦衛 机弾正/香川良介 お松祖父/藤原釜足 神尾主膳/天本英世 土方歳三/宮部昭夫 与八/小川安三 藤堂平助/早川恭三 お絹/川口敦子 沖田総司/大木正司 島原男衆/頭師孝雄 島田虎之助/三船敏郎
原作/中里介山 脚本/橋本忍
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己が振るう邪剣に心を蝕まれる、いっぴきの修羅。彼が堕ちてゆくさまを、老巡礼を斬った大菩薩峠から、悪鬼の如く暴れまわる島原の夜までのスパンで描く。
原作が未完に終わったのと同じように、この映画でも仇討ちや大立ち回りの結末は描かれず、唐突に幕が引かれる。
仲代達矢の机竜之助は、外道ながら物悲しく、かつ狂気に満ちて怖い。
ロケ地
- 机竜之助がお松の祖父である巡礼を斬る大菩薩峠、現地ロケか(尾根筋)。
- 帰宅した竜之助、門弟が「若先生」と走りより、盗っ人が入ったと告げる「道」、高山寺茶園前(奥に石水院の塀)。
- 竜之助と宇津木文之丞の試合の朝、イメージの里、不明(山裾の里、萱葺民家あり)。奉納試合が行われる武蔵御嶽神社、日吉大社宇佐宮(周囲に幔幕を張り巡らせ、モブ多数入り。試合は拝殿で)。
- 甲源一刀流の人数が竜之助を待ち伏せる坂、高山寺参道。
- 江戸、偽名を用いお浜と暮らす竜之助の家、セットと思われ。
- 下谷御徒町の島田虎之助道場、セットかロケか不明(長屋門)。
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