2012.3.17テレビ朝日/東映
キャスト
濃姫/観月ありさ 織田信長/城田優 織田信行/平岡祐太 岩室/藤澤恵麻 柴田権六/宇梶剛士 織田彦五郎/寺島進 林佐渡/山崎銀之丞 坂井大膳/金山一彦 織田信光/山上賢治 箱羽半佐/山根和馬 雪乃/三井智映子 お由/黒田瑚蘭 斎藤喜平次/荒井敦史 斎藤孫四郎/大久保祥太郎 織田信秀/柴俊夫 斎藤義龍/高橋和也 各務野/松本明子 堀田道空/中原丈雄 小見の方/藤真利子 平手政秀/笹野高史 土田御前/余貴美子 斎藤道三/里見浩太朗
脚本/後藤法子 山岡壮八「織田信長」より
ナレーション/野際陽子
監督/猪原達三
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戦国の世に加え、実家も婚家も血で血を洗う争いを繰り返す状況に際会し、梟雄の娘として生まれた女は変革を願う。
「うつけ殿」の資質を見極めた濃姫は、より冷酷な鬼となって天下を統べよと、夫を叱咤するのであった。
- 弟・喜平次と試合う濃姫、二条城二の丸御殿内庭・蔵も見える(拝見の家士の一人に福ちゃん、前列で素襖を着て床机椅子に座っている)。「扉」の前で、父・道三と手合わせ。
- 稲葉山城、長良川をナメて岐阜城(金華山)を見た図。麓の建物を消してあり、川や河畔林は現地のものか不明。濃姫に織田家から縁談が来ていると話す道三、随心院書院座敷(北側の建具は取り払われていて、庭と本堂縁先が見える)。
- 明日嫁入りという日、濃姫に会いに来る兄・義龍、郡山城址庭園(柳沢文庫内の四阿前、遠景に隅櫓の甍。道三が出て言い争いになるシーンでは、背景に石垣)。
- 尾張末森城イメージ、隅櫓か。
- 尾張・那古野城、福知山城。
- 濃姫の輿入れ行列、土手下(城内?)、林道(国境)。輿をおりた濃姫が、眼下の川で戯れる「うつけ殿」を見るシーン、清滝か。輿が入る那古野城城門、郡山城址追手門。
- 信秀急逝後、弔いの場に向かう女たちがゆく回廊、不明(屋根は瓦)。葬儀が営まれるお堂(内部)、不明。
- 葬儀で奇矯な振る舞いをした信長、あとを追って馬を駆る濃姫、慶野松原(南あわじ市)。信長の言動の意味を理解したと告げるシーンは海浜。後段、平手のじい自刃後、吠える信長も同所。
- 信長はいずれ斬られると濃姫に告げる土田御前、妙心寺退蔵院庭園。
- 信秀の側室・岩室に那古野城へ来るよう話す濃姫、不明(座敷から小さな庭が見える)。
- 信長と会見すると言い出す道三、不明(石垣際)。
- 会見の場となる富田・正徳寺、禅寺の方丈か。
- 信行が濃姫と遠乗りに行く川、清滝か。
- 信行と会えと信長に勧める濃姫、雑木まじり竹林。
- 叔父・信光を呼び出し、何方につくか問う信長、嵐峡(船上)。
- 信長のもとに来た道三の使者、帰り際各務野にひそかに渡す玄関、不明(立派な式台玄関)。
- 美濃へ出陣する信長とその軍勢、郡山城址追手門。
- 長良川を挟んで対峙する道三と義龍、木津河原に金華山を合成か(砂河原と竹の河畔林、大会戦もここと思われる)。
- 夜中行進する信長軍、川堤か。渡河する浅瀬、不明。
- 義龍に会い父の真意を告げる濃姫、お堂イメージは妙心寺法堂。会見の座敷は、先の「正徳寺」と同所か。
- 兄に会ったと信長に話す濃姫、石垣は郡山城址か。
- 鷹狩りで射られ落馬する信長、酵素河川敷。このあと「瀕死に陥った」芝居、城にやって来る母や弟のシーンに先立って福知山城が映り、雪が演出されている(セットにも雪)。
→ 濃姫 II
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