2012.8.24 フジテレビ/松竹
キャスト
秋山小兵衛/北大路欣也 佐々木三冬/杏 おはる/貫地谷しほり 秋山大治郎/斎藤工 四谷の弥七/山田純大 生島四郎太夫/山田明郷 飯田粂太郎/内野謙太 おみね/栗田よう子 おつぎ/山下裕子 嘉助/平井靖 牛堀九万之助/上田耕一 飯田平助/斉藤暁 一橋治済/神保悟志 永井和泉守/鶴田忍 大山佐兵衛/小野了 永井右京/寿大聡 小出帯刀/いわいのぶ健 お米/田中綾子 浅田虎次郎/大槻博之 和泉屋吉右衛門/谷口高史 木下肥後守/西田健 小川宗哲/古谷一行 田沼意次/國村隼
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「女武芸者」と「御老中毒殺」をミックスして作ってある「起こり」の話で、弱っちい旗本の若様との縁談が実は、というのが工夫。
悠々自適の老剣客と、今をときめく権力者と、しがらみゆえ大罪を犯してしまう男と、それぞれに子を思う父親の情がこまやかに描かれる。
ロケ地
- 田沼邸表門、随心院薬医門(前景に桜花)。剣術試合が行われる庭は大覚寺宸殿前白州、「見所」は宸殿前縁。カメラがパンする際、勅使門なども映り込む。原作設定では浜町中屋敷だが、毒殺を避け移動する段では、「日本橋の中屋敷」へ移ると用人が発言している。
- おはるが艪をやる大川、西の湖。園地の太鼓橋の方へ漕いでゆく。
- 一橋治済屋敷、イメージの甍は粟生光明寺書院甍。和泉守に田沼の娘との縁組の進捗状況を問う治済、金戒光明寺方丈(前縁、西側廊下を通り座敷へ)。
- 田沼がゆく城中の廊下、東福寺通天橋。
- 小兵衛隠宅、沢ノ池東岸に設営。西の湖とつなげて使い、前に船をつけられるさまを作ってある。また、汀にひびが演出されている。家は酵素より少し大きい感じ。
- 大治郎に不穏な依頼をした男のことを船頭に聞き込む小兵衛、八幡堀新町浜を船着場にしつらえ。
- 偽名を名乗ったのは永井家の用人だった小兵衛に報告する弥七、粟生光明寺石段上部。
- 備中足守藩の殿様・木下肥後守を訪ねる小兵衛、会見の庭は二条城清流園。田沼に隠し子がいるか否か教えを乞う。
- 三冬が住まう和泉屋の寮、宝厳院通用門。
- 三冬の出自について弥七が報告する段で映る田沼邸茶室、聖護院門跡書院か。
- 釣りを楽しむ飯田父子、大覚寺大沢池北東岸。三冬が来て声を掛ける際には、菊ヶ島や夜泊石が映り込む。水面には菱がびっしり。
- 田沼邸からの帰り、三冬が闇討ちに遭う夜道、下鴨神社河合社脇。
- 手伝いのおばさんの子らと遊んでやる大治郎、大覚寺護摩堂前。水面や石仏や石橋も映り込む。鶏を捕まえていると、三冬が通りかかり暴言を吐く。
- 和泉守の子息と立ち会う三冬、大覚寺宸殿前白州。この際は幔幕無し。試合後、和泉守と会う三冬、聖護院門跡宸殿。秋山道場へ来た用人のことを話題にする。
- 和泉守子息と三冬の縁談が立ち消えたと聞いた治済が、出入り禁止を言い渡す座敷、金戒光明寺方丈座敷。襖絵の虎映りまくり。
- 秋山父子が襲撃される夜道、二尊院紅葉の馬場。
- 大川の川開き、両国橋は中ノ島橋か(幅広すぎ)。
- 三冬が雨宿りしていた茶店、上御霊神社絵馬堂に演出。出てくると、飯田平助が本殿にお参りしていて、懐中をやられるのを目撃。掏摸をシメるのは本殿裏手。
- おはるをどう思うと大治郎に問う小兵衛、粟生光明寺本堂前〜石段上部へと歩きつつ会話。踊り場へ弥七が顔を出す(このあと鰻屋で飯田平助の調査報告)。
- 父の指示で田沼とのツナギ役をつとめる大治郎、三冬に会い小兵衛の文を渡す庭は金戒光明寺紫雲の庭。
- 一橋家控屋敷を出た飯田平助が、送り狼に斬られかかる夜道、大覚寺大沢池北辺並木際。小兵衛の介入で命拾いした平助が駆け渡る橋は天神島朱橋、大治郎に当て落とされるのは天神島、このあとここで大立ち回り・三冬も参加。
- 飯田平助が死んだことを一橋治済に報告し「詫びを入れる」田沼、城中の廊下は東福寺方丈渡廊〜前縁(勅使門と法堂甍映り込み)。
- エンドロール、船で堀をゆく小兵衛「夫婦」、八幡堀白雲橋から見下ろし。その後西の湖へスイッチ、水中から船を撮った珍しい絵も。そして最終的に沢ノ池へ。
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