田中徳三監督作品 1961.6.7大映 原作/川内康範 脚本/銀座八郎 音楽/宮川泰 美術/太田誠一 ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵ ストーリーの主幹は決闘高田馬場、主人公は呑んべの安っさん。 ロケ地
安兵衛は勝新太郎、ボリュームのあるムシリ頭に黒の着流し、豪奢な酔態も見もの、高田馬場での二刀流も必見。壁の穴から安兵衛の部屋にやって来る友達の大高源吾は小林勝彦、まじめな感じ。安っさんと意気投合する、酒肆女将の情夫・赤垣源造は水原弘、渋い声で歌いまくり。安兵衛のおじさんは荒木忍、お付きの若党は沖時男。おじさんを窮地に陥れた悪党は山路義人、江戸ではドドンパをパクって怪しの新興宗教を主宰。このワルとつるむ男に伊達三郎。悪党に騙されて安っさんを逮捕に来て間抜けな目に遭う岡っ引は、由利徹と南利明。堀部弥兵衛は益田喜頓。出てきた意味がいまいちわかんない清水一角は、千葉敏郎。 元禄15年6月とはっきり時間は示されているわりに、刃傷のあとらしいのに安っさんはまだ中山安兵衛だし、おじさんの名前も藩の名前も微妙に違うし、弥兵衛が安っさんを婿に望む話も出てこないなど、なかなか面白い作り。 写真は本法寺、本堂前から南望、塔越しに鐘楼付近を見る図。映り込むビルは茶道総合資料館。 |