1984.7.19フジ/東映
キャスト
松方弘樹 叶和貴子 久保菜穂子 戸浦六宏 遠藤太津朗 藤木孝 江幡高志 荒木雅子 三浦徳子
脚本/保利吉紀、中村勝行
監督/岡本静夫
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深川の芸妓まわりで起こる不可思議な怪異、惨劇の現場にはいつも黒猫の気配。
女は自覚のないまま番屋にしょっ引かれたりするが、花街の用心棒を気取る浪人が現れて救い、遂には因縁を解きほぐすのだった。
ロケ地
- 橘新之介登場シーン、祇園・白川畔。導入は白川巽橋を俯瞰、芸妓や物売りが行き交うさまを表現。ゴロツキが湯屋帰りの女にからみ、新之介にひねられるくだりでは河畔の石畳も使用、路傍の建物の格子戸越しの絵などもある。
- 事情を知っていそうな置屋の女に聞き込みをする新之介、吉田神社竹中稲荷裏手摂社群。告白は続き、本殿脇や本殿玉垣前なども映る。
※芸妓・お夕、実は鳴海藩御用の藍問屋の娘。奥向きのご老女も噛んだ陰謀で、父母を殺されていた次第。15年前の惨劇に居合わせた飼い猫が復讐を果たすが、事後たちまち白骨と変じる。「出る」際はお夕の体にすーっと「入り」、人を噛み殺すときには猫の顔に。そっと被害者宅で蚊帳の外にいたりするが、勢いよく障子破って乱入パターンも。
※「夏の怪談シリーズ」のひとつ。
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