新妻地獄
1984.7.26フジ/東映 キャスト 脚本/本田英郎 小泉八雲作「破約」より ∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵ 幸せな日々を送っていた武士の妻だが、無常の風吹き命を散らす。死ぬ間際、後添えをとらぬと夫に約させ、望みどおり庭の隅に葬られるが、侍の家ゆえ当然後妻は来る。 ロケ地
臨終の約束からして「押すなよ・絶対押すなよ」状態で、庭に墓とかどんだけ。柳がざわざわとか、守宮が張り付いてたり、人形が泣いたり、蛇が意味も無くにょろりとか、「出る」パターンは非常に古典的なのだが、西瓜食ってると種でなく目が睨んでるのは独創的。途中から人形ではなく、先妻の本体が出てくるが、宙を飛んでどすんと着地するのは、幽霊的には勇ましいかも。結局被害者は後妻と家の者合わせて四人、ダンナも宿直勝手に抜けてきたりしてるし、このありさまでは取り潰し必至?って感じ。 ※夏の怪談シリーズ |