桃太郎侍

第106話 「十手持ちにご用心」 1978.10.22

 お役目を張り切りすぎて鬼と呼ばれる、若い岡っ引。しかし、孤児のチンピラを拾い上げ目をかけてくれたお町のダンナは、彼を使い捨ての道具としか見ていなかった。
たくさんの贄がもたらした富の上で笑う鬼どもを、桃さんは退治にゆく。

広沢池

ロケ地

  • 銀座の金吹職人が殺されて見つかる水辺、広沢池東岸(水面に柳の枝が、木ごと倒れそうな角度で派手に張り出している)
  • 職人殺しで捕まった男が牢で縊死したあと、無実を訴えていた言葉がフラッシュバックして悩む駒形の音吉(小林稔侍)大覚寺五社明神舞殿に座り込み(導入は本殿の塀ナメて俯瞰)。ここへ桃さんが現れ、神谷(同心、藤岡重慶)の陰謀を示唆するが、音吉は怒って本殿脇を「登り」有栖川畔へ立ち去る(収蔵庫が映り込んでいる)
  • 神谷がその日牢に来ていたと聞き込んできた音吉、怒りに任せて十手を折る土手(土手はつばめ発言)広沢池東岸汀。神谷が現れ、彼に殴りかかった音吉はチンピラに刺され膾となって果てる。

桃太郎/高橋英樹 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 大八親分/鈴木瑞穂 小林稔侍 水原麻記 藤岡重慶 中井啓輔 外山高士 永野達雄 波多野博 和田昌也 小峰隆司 小坂和之 美松艶子 平河正雄 松本正樹 玉川すずめ/西川峰子 玉川つばめ/野川由美子

脚本/ちゃき克彰 監督/田中徳三

※音吉が惚れていた子持ちの未亡人は水原麻記、金貸し(中井啓輔)に因果を含められ、勘定吟味役(外山高士)への貢物にされる。銀座を仕切る男は永野達雄。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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