桃太郎侍

第110話 「惚れて笑って喧嘩して」 1978.11.19

 江戸じゅうの芸人を取り込んで大儲けをはかる悪党あり、役人とつるみやりたいほうだい。長屋に越してきた噺家や、玉川一座の難儀を見かねて桃さんたちが動くが、お上の威光を振りかざされ無駄働きに。師匠が凶刃に斃れて、「許さん」発動。最後は、噺家と師匠の娘の痴話喧嘩で締める。

大覚寺

ロケ地

  • 大受けした掛け持ち興行を潰されたあと、喜楽師匠が青空興行をぶつ回向院境内、大覚寺護摩堂。師匠と茶楽は縁先に、わんさと聴衆が詰め掛ける寸法。
  • 帰り道、ヤクザが師匠を刺す「土手」は大覚寺放生池堤。土手も池にも草ぼうぼう。

桃太郎/高橋英樹 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 加茂さくら 三遊亭円之助 冨田浩太郎 須藤健 五味龍太郎 滝譲二 梶本潔 浜田雄史 野上哲也 家野繁次 長門勇 玉川すずめ/西川峰子 蛙の田之助/山城新伍

脚本/山本英明 監督/山下耕作

※名人・喜楽は三遊亭円之助、席亭をつとめる娘・お藤は加茂さくら。喜楽の弟子でまだ真を打てない茶楽は長門勇。妨害を仕掛けてくる花川戸の重兵衛は五味龍太郎、グルの筆頭与力は冨田浩太郎で奉行は須藤健。
※重兵衛の工作で人手不足に陥った寄席と玉川一座、芸人掛け持ちでしのぐが、長屋衆もヘルプ。この中に桃さんの居合芸も含まれていて、行ったり来たりの際赤いしごきを襷にかけておっとり刀で町を走る…町衆に「仇討ちだってよ」とか言われていて笑わせる。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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