桃太郎侍

第114話 「タヌ助かかった恋の罠」 1978.12.17

 亡き女房を思い続けていた田之助に春と思いきや、水茶屋の女は情夫に操られ誑し込みにかかっていた。しかし純情は女を揺り動かしており、そのことが再びの悲劇を出来させてしまうのだった。

相国寺

ロケ地

  • おなつの情夫の「野狐小僧」(有川博)が侍(出水憲司、寺社奉行青柳出羽守の家来)とツナギをとる屋形船、広沢池東岸葦原に舫い。はじめは夜間撮影、口入屋に押し込むが町方と桃さんに追われ危機一髪のところを逃げ込み。後段は昼間、次に狙う的を指示されるくだり。
  • 「野狐小僧」にうまうまと連れ出された田之助、当て落とされ駕籠に込められる町角は相国寺湯屋前。情夫を怪しんだおなつがつけてきている。
  • 駕籠が過ぎてゆく町角、大覚寺天神島祠前。尾行していたおなつは、ここで遊ぶ子らに桃さんへのお使いを依頼。
  • 駕籠が前に据えられる、下谷金杉の尼寺・恵泉院、相国寺光源院門前で、夜間撮影。「野狐小僧」はくぐり戸から入ってゆく。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 大八親分/鈴木瑞穂 有川博 加賀邦男 溝田繁 出水憲司 名護屋一 坂本和子 遠山金次郎 北村わたる 宮城幸生 近江輝子 新藤恵美 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/井沢雅彦

※おなつは新藤恵美、茶屋の女将は近江輝子、青柳出羽守は加賀邦男。おなつは情夫の稼業を凶賊とまでは知らなかった設定、田之助を凶刃から庇う。
※凶賊探索のため賭場へ出向くくだりがあるが、つばめにみちのく屋一行が同道、おなつが馬鹿ヅキして失神とか、阿呆な一幕もあり。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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