第141話 「浮世絵美人を狙う鬼」 1979.7.1
絵師にスカウトされたつばめ、画は人気を呼び顔も売れる。その途端命を狙われだし、やがて御用金窃盗団を探っていた公儀の女密偵と瓜二つなことが知れるのだった。
わけのわからぬ襲撃に脅えきっていたつばめが、賊のため落命した人々の無念を晴らしてやりたいという桃さんを見るや、がぜんやる気を出すのがいじらしい。
ロケ地
- つばめに対する二回目の襲撃、荷を積んだ大八が滑り落ちてくる坂、鳥居本付近か二尊院境内か(地道、切通しみたいな感じで片側に編竹の垣根、坂下にある「扉」はあしらいものか)。
- 中仙道塩尻峠における御用金窃盗の記録を読む桃さん、このくだりに被る回想シーンの強奪現場は谷山林道か(両側切通しの山道、樹種が谷山とは違うような気も/ネガポジ反転→モノクロ画面)。
- 強盗のかしらだった飛脚屋のあるじの回想(つばめが女密偵に化けて現れたあと)、監禁していたおもんが逃げ出したため追って始末したシーン、大覚寺天神島(おもんは祠脇を走り抜けたところで刺され、さらに逃げてドボンは庭湖石そばの汀/「夜仕立て」の撮影)。
桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ、おもん/野川由美子 彦助/谷村昌彦 九蔵親分/福田豊土 仁兵ヱ/深江章喜 お光/西川ひかる おえい/関悦子 おみよ/吉本真由美 とん太/北野清治 高杉玄 五味龍太郎 中井啓輔 成瀬正 阿木五郎 柳川清 徳田興人 宮城幸生 峰蘭太郎 柳川昌和 丸平峰子 小坂和之 山部薫 西田治子 蛙の田之助/山城新伍
脚本/和久田正明 監督/井沢雅彦
※九蔵親分、何の説明もなしに馴染んでいる。
★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。
→ 桃太郎侍 表紙
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