桃太郎侍

第156話 「からくり悪党番付」 1979.10.14

 主筋に届ける金をとられたという、純朴そうな田舎青年に同情した桃さんたちは、富商の寮を一時乗っ取って大芝居などという荒技に出て彼を助けてやるが、そも青年の方が名うての大泥棒。しかし桃さん、あくまで青年を信じてやり、彼らを追い使っていた真の悪党を成敗にゆく。

大覚寺

ロケ地

  • 捕方に追われ木にのぼった盗賊、役人の甘言に乗せられおりてきたところをばっさり斬られる、住吉神社境内の木は大覚寺天神島の大木。見ていた桃さん猛抗議するが相手は火盗で、斬り捨て御免と言われてしまう。
  • 夜釣り帰りの桃さんと田之助、身投げ青年を見て止める橋は中ノ島橋
  • 蔵造らをハメるため使う越後屋の寮、不明(他作品でも頻出の、瀟洒な料亭ふう建物。ロングの絵で、前の植栽の基壇が斜めになっているのが映る)
  • 太鼓を入手して帰る蔵造ら、番人が騙されたことに気づき急ぎやって来た越後屋の大旦那一行とすれ違う道は広隆寺東塀(境外、木あり)

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 九蔵親分/福田豊土 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 下條アトム 阿藤海 根岸一正 蟹江敬三 久里みのる 藤尾純 溝田繁 北原将光 新城邦彦 大木晤郎 北見唯一 平河正雄 遠山金次郎 那須伸太郎 藤川弘 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/山下耕作

※桃さんたちをハメた、実は「おしゃれ小僧」なる盗っ人は下條アトム、ラストに意味深な行動。名品の太鼓に目が無い設定の賊・蔵造は阿藤海、「この太鼓は本能寺で信長公が」などという説明に騙される。火盗改に追い使われていた賊の一人に蟹江敬三、彼は救いの無いワル設定で、ラス立ちで斬られる対象。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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