桃太郎侍

第165話 「あいつと呑んだ涙酒」 1979.12.16

 桃さんと懇意の、気のいいご浪人に仕官の口がかかるが、条件がついている。果たして良からぬ「業務」で、さらう相手はよりにもよって、みちのく屋出入りの魚屋・太助のフィアンセなのだった。
ハナからフラグ立てまくられている宍戸錠、必然の結果を見て桃さんの「許さん」が発動。

北嵯峨

ロケ地

  • 故郷・小田原の早川村から出てくるおなみを待つ太助、品川宿の茶店は琵琶湖西岸・舞子浜松原に設営、茶店の座敷から「海」が見える図もある。セット併用。
  • さらってきたおなみに、隠し目付けの首実検をさせるべく家老一派が潜む品川の街道端、下鴨神社馬場を街道に見立て糺の森に潜む。立ち回りも林間で。
  • 皆が太助の新店に押しかけている頃、桃さんが一人参る新兵衛の塚、北嵯峨農地小丘に卒塔婆しつらえ(木は二本)

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 宍戸錠 中島葵 栗田洋子 田口計 岩田直二 八名信夫 有川正治 浜田雄史 杉沢勝雄 笹木俊志 倉富勝士 西田治子 世羅豊 松原健司 三ツ木清隆 蛙の田之助/山城新伍

脚本/高橋稔 監督/井沢雅彦

※浪人・鳴海半兵衛は宍戸錠、彼を居候させている女髪結・おまきは中島葵で、己の男を「真綿でくるむように大事にしてあげたい」発言がつばめの共感を呼ぶ。魚屋は三ツ木清隆、おなみは栗田洋子。小田原藩を壟断せんとする悪家老は田口計、腹心に八名信夫。藩邸の座敷牢に籠められていた心ある老武士は岩田直二。
※藩邸の高級酒より、みちのく屋の安酒を旨いという半兵衛のシーンがあるが、みちのく屋のは時々水を入れて割り増ししているらしい。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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