桃太郎侍

第166話 「おしゃれ殿様」 1979.12.23

 みちのく屋へ闖入し、下手な小唄を唸って人を困らせるくだけたご隠居、実はさきの老中。妻子を亡くしたあと職を辞した、世捨て人同然の老人が執拗に命を狙われる裏には、綱紀粛正を目論んだ、将軍お声掛かりの復職請願があるのだった。

相国寺

ロケ地

  • 鉄舟の隠居所、不明(156話で出た越後屋の寮と同じ、門続きの塀が細竹編みの瀟洒な別荘ふう建物)。イメージのみ。
  • 吉原の楼へまで出る刺客、その翌日隠居所の庭で桃さんに事情を語る鉄舟、青龍苑池泉端。良からぬ気配を感じた桃さんが走り寄ると、新規召抱えの腰元・おふくが居る茶亭は、築山上の一件と思われる。
  • 隠居所を出たおふくを尾行する桃さん、相国寺大通院西塀際〜南西角(角にいる桃さんを東から見る図、鐘楼の屋根が見えている)。このあとセットの屋敷門にスイッチ、老中・南部邸。
  • 隠居所で鉄舟に斬りつけるおふく、失敗し逃げたところ始末される夜道は広隆寺東塀(木あり、境外)
  • どうにも心配なので、しばらく泊り込むため隠居所へ向かう桃さん、通る道は相国寺鐘楼付近植え込み際。この間、将軍の使者を装い鉄舟を連れ出したものの、鉄舟の家来に道が違うと言われ正体を現す刺客団のくだりは、相国寺仏殿跡(林間ではなく通路)

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 金子信雄 小島三児 水原麻紀 幸田宗丸 田中浩 小林稔侍 鈴木康弘 藤江リカ 田渕岩夫 武周暢 波多野博 山口朱実 志乃原良子 小林泉 玉川すずめ/西川峰子 蛙の田之助/山城新伍

脚本/和久田正明 監督/尾田耕太郎

※鉄舟こと一柳隠岐守は金子信雄、お付の中間は小島三児、コンビでギャグをかます。鉄舟の家来に小林稔侍。鉄舟に返り咲かれては困る老中・南部河内守は幸田宗丸、腹心に田中浩と波多野博、密偵・おふくは水原麻紀。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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