桃太郎侍

第167話 「飛んで火に入る仇討娘」 1979.12.30

 目明しの父を殺された娘は、仇を討つため男のなりをして犯人さがし。危ぶんだ桃さん、彼女を諌めてすずめに預けるが、もちろん抑制はきかず、火焙りにされかかるところまで行く。

大覚寺

ロケ地

  • カッコいい男がいたと、すずめに引っ張って行かれる桃さん、その男がいたという茶店は仁和寺観音堂脇に設営、ほかにも店が出ている。桃さんを連れて男を追っかけるすずめ、水場脇へ出る。その「男」の後姿を見たとたん、ならず者がわらわらと出て囲み、桃さんが助けに入るシーンは御室桜林北側の石畳で。設定は浅草。
  • おさいの父が調査していたという、黒江町しじみ河岸の船小屋、広沢池東岸汀に設営。桃さんと九蔵親分が調べに入る段。
  • 伊那屋を見張る九蔵、駕籠は相国寺大光明寺南路地を東へ行き、門前で止まる。伊那屋は中へ入ってゆくが、内部描写はセット撮り。設定は作事奉行邸。
  • おさいを止められず一緒にしじみ河岸へ向かうすずめ、大覚寺五社明神祠裏へ出たところで気配に気づき隠れると、ならず者どもが壺を持って本殿前を過ぎ、北東方向へ。このあと広沢池東岸の船小屋へスイッチ。このルートは後段も出て、夜間撮影が行われている。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 九蔵親分/福田豊土 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 甲にしき 多々良純 睦五郎 神田隆 灰地順 谷口完 和久井節緒 高並功 木谷邦臣 島田秀雄 玉川すずめ/西川峰子

脚本/土橋成男 監督/井沢雅彦

※おさいは甲にしき、後見人の長吉は多々良純・元目明しの隠居。作事奉行は睦五郎、黒幕の老中は神田隆、ライバルを放火で消す悪徳材木商・伊那屋は灰地順。ラス立ち福ちゃん入り、作事奉行の家来・数え歌も始まらないのに斬られてくるくる、しかしもう一回出てくる。
※船小屋には大甕が持ち込まれていて、チンピラはてんでに油入り小壺を持って入り、甕にあけている寸法。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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