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第170話 「お化け長屋の花魁道中」 1980.1.20
お化け長屋へ越してきた縫箔師の友吉は、結婚を約束した幼馴染を思い続けているが、彼女は松の位の太夫。とても結ばれぬところだが、太夫の強い思いや、楼主が善人なこともあり、明るい光が見えている。太夫に横恋慕した旗本の若様が無体をはたらくものの、二人には生身の守護神がついているのだった。

ロケ地
- 旗本の馬鹿息子が、太夫を無理強いして舟遊びに連れ出すくだり、イメージの屋形船は桂川か(夜の川をゆく船、ロング)。
- 逆上した馬鹿息子に新造を斬られ、襦袢一枚で川に逃れた太夫、おしんが酔ったおはるを介抱しているところへ追われて駆けてくるシーン、大覚寺五社明神付近(放生池側に塀をあしらい、路地を表現)。桃さんが出て追っ手を撃退。
- 殺された新造の墓に参る三浦屋、仁和寺経蔵基壇下の野原に塚を設営。楼主は、太夫のことを相談しに来た桃さんに投げ込み寺のことを語り、太夫の証文を桃さんに託す。このあと刺客に斬られるのは南側の坂下、楼主に太夫が危ないと言われた桃さんは九所明神前を走って玉川一座(太夫と友吉匿い中)へ。
桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 田村亮 小林かおり 武藤英司 高野真二 内田勝正 伊藤亨治 大木晤郎 宮城幸生 柳川清 江原政一 徳永真由美 中川尚子 上田真理 永井佐都子 夏純子 桑田ひろみ 玉川すずめ/西川峰子
脚本/山本英明 監督/井沢雅彦
※友吉は田村亮、薄雪太夫は小林かおり。大奥御広敷御用人の嫡男である馬鹿息子は内田勝正。
※タイトルの「道中」は、年季明けを待てないと嘆く、友吉の父(病床)の願いを受け、太夫が長屋にやって来る前代未聞のイベント。
※友吉に惚れていたおはるの傷心癒えず、うぐいすうずらコンビは八王子へ帰ることに。二人が旅姿をしているところへ、つばめが帰ってくる寸法。
★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。
→ 桃太郎侍 表紙
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