第172話 「つばめに惚れた鉄砲玉」 1980.2.3
九蔵親分に乞われ捕物に参加した桃さん、観念した盗っ人の頭目から、まだ犯罪に手を染めていない下っ端の青年を託される。彼は皆に馴染み、ことにつばめは姉のように母のように面倒をみて可愛がるが、かしらの残した隠し金が悲劇を呼んでしまう。
ロケ地
- 闇切の勘助を急襲する捕方、船小屋は広沢池東岸汀葦原に設営。水が抜かれている状態。
- 吉松を引き取って帰る桃さん、戻ると抵抗するのを諭し話を聞く道、広隆寺東塀際(境外/木あり、塀瓦が破損している箇所も)。
- 吉松がつばめをおぶって登る石段、豊国廟参道石段。途中でチンピラにからまれ立ち回り。その後甘酒をいただく茶店は鳥居前石段の下に設営。
- 勘助らの引き回しを見た吉松、その場を駆け去ったあと立ち尽くす川辺は下鴨神社泉川畔。ひとつ成長した姿を見せる吉松だが、ここへ一人逃れていた兄貴分・七之助が現れ、次いで黒猫の仁蔵一味が殺到し、吉松を追ってきていたつばめともども囲まれてしまう。
- 新任の南町奉行・中島邸に投げ文、それに従って勘助の隠し金を掘る一味、鳥居本八幡宮。掘るのは広場の木の下、桃さんが成敗衣装で現れるのは本殿前・断罪しつつ下へおりてゆく。殺陣は鳥居前へ移動。設定は下谷金杉の八幡宮、行き倒れた吉松がかしらに拾われた場所で、勘助の口から意味ありげに何度も口にされる。
- 吉松の遺骨を抱いて房州へ向かうつばめ、嵐山自転車道で、前景に木を入れてある。桃さんと田の字も同行することに。
桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 九蔵親分/福田豊土 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 矢吹二朗 浜田晃 黒部進 宮島誠 藤森健之 佐藤晟也 笹木俊志 木谷邦臣 志茂山高也 池田謙治 矢部義章 壬生新太郎 富永佳代子 星野美恵子 蛙の田之助/山城新伍
脚本/和久田正明 監督/田中徳三
※吉松は矢吹二朗、勘助は浜田晃。仁蔵は黒部進、これに通じていた七之助は藤森健之。
★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。
→ 桃太郎侍 表紙
|