桃太郎侍

第183話 「結びの神は桃太郎」 1980.4.20

 川端で寝ていて桃さんに拾われた娘、金も持たずにみちのく屋で飲み食いしていた若侍、常識もなく言動もヘンなその二人、所持の印籠には丸に土佐柏、胸元にのぞく筥迫には丸に十字の紋が刻まれていた。
婚礼に際し動く産品にまつわる黒い霧を桃さんが晴らし、お輿入れは無事済んで、長屋にはご祝儀の酒樽と大鯛が届くのであった。

今宮神社

ロケ地

  • 居候を決め込んだ仁兵ヱの長屋を出て江戸見物の新之助、今宮神社境内。
  • お勝さん宅へ預けられ一夜を過ごした菊、伸びをする川端は広沢池東岸。このあと桃さんに連れられ江戸見物するが途中ではぐれ、新之助と一緒になり蝦蟇の油売りを見るシーンは今宮神社境内。
  • 出奔した若君と姫様を捜す、守役のじいと老女が遭遇する雑踏、今宮神社境内。このあと老人二人は疲れて飯を食いに入り、そこで若君・姫様とそれぞれ出会う。
  • 黒イカが出て菊を襲う川端、菊に心にもない嫌味を言って帰そうとする桃さんのくだり、ともに広沢池東岸

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 長谷直美 菅井きん 下塚誠 牧冬吉 黒部進 幸田宗丸 北原将光 堀内一市 酒井哲 遠山金次郎 笹吾朗 波多野博 藤長照夫 矢部義章 細川純一 蛙の田之助/山城新伍

脚本/山本英明 監督/田中徳三

※菊姫は長谷直美、ばあやの浅茅は菅井きん。若君は下塚誠、じいは牧冬吉。姫の婚礼で砂糖が動くのが面白くない薩摩藩江戸家老は幸田宗丸、腹心に黒部進や波多野博。
※善人側誰も死んでない、わりに珍しい運び。浅茅が斬られ、お勝さんが流れ弾に当たるものの負傷のみ、江戸家老の悪企みを聞き取ってきた田之助の報告を聞いて「許さん」発動。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


  → 桃太郎侍 表紙

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧
・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ