第185話 「弱虫桃太郎と女盗賊」 1980.5.4
幼馴染との邂逅も束の間、備前守関係者の桃さんと女掏摸のおもんは、政争に巻き込まれてゆく。桃さんの身代わりとなって散るおもん、皆が涙するなか「弱虫」桃さんは眦を決し悪党の巣へ乗り込んでゆくのだった。
ロケ地
- おもんと再会時、桃さんの回想・先に木にのぼって桃さんを急かす幼いお転婆おもん、北嵯峨か。おもんの回想、桃さんを苛める悪ガキを追い散らす幼いおもん、大覚寺天神島祠脇。同じく回想、危なっかしく竹馬を操る桃さんをサポートするおもん、大覚寺天神島鳥居脇・池端。
- 柳橋で釣りをしている桃さんのところへ弁当持ってやって来るおもん、大覚寺大沢池水門そば汀。つばめも来て火花を散らすが、桃さんは退散・残された弁当はとん太がいただき。
- 桃さんが若い女掏摸から入手した書付(賄賂の受け取り証)に従い、備前守に呼び出される作事奉行・本多伊予守と材木商・讃州屋、お城イメージに姫路城天守。
- 掏摸と知られたため桃さんから逃げたおもん、引越し先へ出向き帰る桃さんを襲う黒イカ軍団、大覚寺放生池堤(放生池側に塀こしらえ/塀越しに五大堂の甍がのぞくシーンも)。
- 桃さんを呼び出せと強要され、変装して自分が出向くおもん、夜の烏の森は下鴨神社河合社脇、「備前守」を狙うスナイパーは瀬見小川付近の茂みに潜む。
桃太郎、松平備前守/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 松尾嘉代 安部徹 松本朝夫 京春上 西田良 八名信夫 里見和香 安田良智 難波香織 疋田泰盛 春藤真澄 島田秀雄 石丸勝也 原田二美 宮永淳子 蛙の田之助/山城新伍
脚本/野波静雄 監督/井沢雅彦
※おもんは松尾嘉代、伊予守は安部徹で強面の腹心に八名信夫、悪徳商人は松本朝夫で懇意の岡っ引は西田良。
※おもんと桃さんが幼時に暮らした時雨長屋は照降町、乳母・千代の実家があった設定。桃さんの幼名が「鶴千代」になっている。
※伊予守が患者に化けて桃さんの人体を確かめに来るくだり、頭巾被ったままだが紋の「本多立ち葵」でバレバレ。また、伊予守ばかりかおもんまで、桃さん=備前守と思い込んだままなのが面白い。
★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。
→ 桃太郎侍 表紙
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