桃太郎侍

第188話 「皿にかかれた人生模様」 1980.5.25

 鳳凰を描いた絵皿は、縁にいろは文字ちらし。それ自体は無価値なこの皿をめぐる騒動に、三つの家族が巻き込まれるが、桃さんの働きでめでたい結末に。
父子の対立、嫁姑の確執、髪結いの亭主の道楽と、三家族はそれぞれ問題を抱えており、尻は桃さんのとこへ持ち込まれる。髪結いのうちでは、亭主の性根を見定めるため、桃さん提案で「厩火事」をやるが、これが解決の鍵となる。

祐斎亭

ロケ地

  • 姑が同じ部屋に寝ていて夜のことも儘ならぬ宗吉夫婦を、出会茶屋・叶屋へ連れてゆく田之さん、嵐峡料亭(現・祐斎亭)裏手。三人は北側から門前へ来る。門前のシーンでは、夫婦の背後に亀山公園の丘が来ている。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 お勝/絵沢萌子 とん太/北野清治 おさよ/川本美和 宮園純子 住吉道博 宮口二郎 野平ゆき 荒木雅子 関川慎二 村嶋修 北見唯一 川浪公次郎 藤山喜子 桑山正一 蛙の田之助/山城新伍

脚本/野波静雄 監督/尾田耕太郎

※皿を集めている勘定奉行は宮口二郎、元淡路屋の埋蔵金六千両が狙い。髪結いの宮園純子と、道楽亭主の住吉が繰り広げる、掛け合い漫才が傑作。
※ラス立ち福ちゃん入り、勘定奉行の家来。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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