第21話 「浮世絵の女」 1977.2.27
桃さんが柳橋芸者に夢中と、つばめはかんかん。しかし婀娜な姿は世を忍ぶ仮のもの、中の人は仇持ちの貞女。彼女の夫だった同心は、連発銃密造事件を追っていた。
ロケ地
- 祠へお参りのお志乃を見て囃す職人たち、神泉苑。まず俯瞰の絵が出て、参道石橋を渡ってお志乃が境内へ、竜王社前の賽銭箱へ金を入れ拝む姿を、法成橋を渡ってきた職人たちが見て足を止める。お志乃は法成橋を渡って去る。
- 玉川一座の小屋、今宮神社絵馬堂に演出。
- 直助に伴われ、お志乃に会いにゆく桃さん、お志乃が息子に剣の稽古をつけているのに出くわす。大覚寺有栖川畔の「道」(背景に収蔵庫)〜五社明神舞殿前。
- 吉原で豪遊していた鉄砲鍛冶くずれが入ってゆく唐津屋寮、不明(表はセット、庭はロケと思われる←軒下に壺ずらり)。
- お志乃が狙撃される夜道、大覚寺大沢池畔(並木を効果的に映す)。倒れているのを発見する、酔態のつばめの背後に護摩堂ちらり。
- 桃さんの計略で一味全てを呼び出す甚兵衛堀、大覚寺天神島。御先手鉄砲組頭・金森たちは陸路で、唐津屋と用心棒は船をつける。
桃太郎/高橋英樹 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仙太/雷門ケン坊 おみよ/吉本眞由美 ちょろ髭/下之坊正道 仁兵ヱ/深江章喜 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん お志乃/宮園純子 唐津屋/南道郎 金森丹下/川辺久造 国友鉄三郎/佐藤京一 梶川甚八/西田良 直助/谷村昌彦 同心伊藤/千代田進一 島田順之助/山田良樹 職人/内藤康夫 すずめ/西川峰子 玉川つばめ/野川由美子
脚本/飛鳥ひろし 監督/松尾正武
※ラス立ちマジ斬り、「鬼退治に代え助勢致す」。悪の首魁・金森は、桃さんから渡された短筒でお志乃がズドン。
※福ちゃん、唐津屋用心棒の西田良の手下の浪人。ラス立ちにもいる。
→ 桃太郎侍 表紙
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