第216話　「大荒れすずめの里帰り！」　1980.12.7

　突然のすずめ帰還は、やはり碌なもんじゃなかったの巻。すずめは春若太夫の真意を知って涙し和解という筋だが、出しものの道具に火薬が仕込まれ爆発という、物騒な展開も用意されている。
珍しく桃さんの言うことも聞かず突っ張るつばめと、躾がきっつい春若太夫の衝突が見もの。

ロケ地

• 企みに引き込んである森田座の座員・千吉に、火薬仕込みの松明を渡す板倉屋、大覚寺護摩堂脇。裏手からのアングルも。
• もう森田座が竹田家へ興行に出てしまったあと、やっとすずめを見つけるつばめ、広沢池東岸汀。ひっぱたいて連行のところ、桃さんが来る。

桃太郎/高橋英樹　玉川つばめ/野川由美子　彦助/谷村昌彦　玉川ちどり/坂上味和　とん太/北野清治　おたま/舟倉たまき　玉川かもめ/遠藤薫　二宮さよ子　川合伸旺　土方弘　細川俊夫　沖田駿一　伊沢一郎　大城泰　那須伸太朗　徳永真由美　西田治子　矢野もとこ　中根里美　袖森正子　曲師/ラッキー幸治　玉川すずめ/西川峰子　蛙の田之助/山城新伍

脚本/杉本容子　監督/田中徳三

※春若太夫は二宮さよ子、森田座の花形で、実は松明芸もできるがすずめのため封印という泣かせる設定。ライバル追い落としのため、森田座のご祝儀興行で爆発を起こさせる悪徳商人は土方弘。これとつるむ竹田家の家老は川合伸旺。
※仁兵ヱ親方は、房州の親戚で祝い事があって不在。
※すずめの森田座での芸名は「鳳太夫」、松明の芸はつばめがアイデアを出してやったもの。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。