桃太郎侍

第223話 「娘剣法一番勝負」 1981.2.1

 鎖鎌の遣い手に長兄が敗れ、次兄は呑んだくれという事態に、妹である道場のお嬢様が男装して乗り出すことに。武道の面目のほか、兄の横死に疑問を抱いていた妹は、一目で女と見抜いた桃さんを恃み、訳を話し縋るのだった。

相国寺

ロケ地

  • 胃を痛めたつばめの養生を兼ねて旅回りに出る玉川一座、地図に被さる東海道イメージは嵐山東公園の木(頂部のみ)
  • 小田原城イメージ、和歌山城天守(遠景)
  • 小田原城下の八幡さまに小屋掛けする一座、下鴨神社馬場に設営。茶店越しに二の鳥居や楼門がちらり。林際に高札が立ち、明後日の御前試合を告知。
  • 城下の中西道場、相国寺大光明寺門内外を使う。
  • 桃さんを伴い長兄の墓に詣でる美奈、金戒光明寺墓地
  • 美奈に乞われ稽古をつける桃さん、下鴨神社河合社塀際。仁兵ヱが来て「お嬢さん」とか大声を出し、家老の手下に聞かれてしまう。
  • 美奈の兄を陥れた疑いのある御納戸役を尾行するつばめ、相国寺大光明寺南路地。御納戸役が入る家老屋敷は豊光寺か(門内から外を見た図と、門のパーツのみ)
  • 美奈の次兄を連行するため江戸へ急ぐ家老配下の侍、駕籠がゆく街道は嵐山自転車道・嵐山東公園前を堤外地から見上げ。それを阻止するべく後を追う仁兵ヱの早駕籠、同じく自転車道だが、こちらは公園側の堤内地から見上げの図。先を越され夜道を急ぎ戻る仁兵ヱの描写は、堤外地から見上げのほうを使う。
  • 次兄が犠牲になり家老の刃を自らの胸に刺したあと、道場から引き上げてきた家老の前に出る鉄心(鎖鎌遣い)相国寺鐘楼脇。かくなる上は試合で殺せと家老。
  • 御前試合会場、下鴨神社馬場に柵と幔幕設営。見物衆は試合を見られないので、ちどりとかもめが木にのぼる。桃さんの闖入あり。
  • 江戸へ帰る一座を見送る美奈、金戒光明寺参道石段下

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 玉川ちどり/坂上味和 とん太/北野清治 おたま/舟倉たまき 玉川かもめ/遠藤薫 汀夏子 亀石征一郎 名和宏 黒部進 溝田繁 河合絃司 酒井哲 石倉英彦 田中弘史 宍戸大全 有島淳平 波多野博 小峰隆司 矢部義章 白井滋郎 峰蘭太郎 平河正雄 藤沢徹夫 蛙の田之助/山城新伍

脚本/山本英明 監督/井沢雅彦

※美奈は汀夏子、男装の麗人ももちろんあり・お付の爺さまは河合絃司。次兄は亀石、珍しく弱っちい人の役だが死に方はど派手。長兄に横流しを知られ消した悪家老は名和宏。鎖鎌の遣い手は黒部進。ラス立ち福ちゃん入り・家老の家来。
※湯治とかけもちでへばっていたつばめを、探索に駆り出す桃さんはちょっとヒドいぞ。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


  → 桃太郎侍 表紙

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