桃太郎侍

第241話 「赤い首輪をつけた猫」 1981.6.7

 桃さんの釣り友達の「半隠居」が、切腹間際まで追い込まれるお家騒動。爺さまが引き取った孤児も狙われてしまうが、悪党どもの狙いは猫の首輪に仕込まれた「ブツ」であった。

嵐山公園

ロケ地

  • 桃さんと八十島が釣っているが坊主の川岸、嵐山公園中州端の護岸法面。猫を抱いた娘が来て、釣れぬ理由を話す。娘のヤサは中ノ島橋下の水路端岸に筵小屋をあしらい。また、右岸側の岸には、木塀を設置してある。この近辺は後段にも出て、夜の中ノ島橋上で奈美が入水しかけたり(石倉英彦を殺したと思い込み悲観)、爺さまが次席家老に就いたことが語られるラストシーンは中州で釣り。
  • 佐倉藩上屋敷の門、大覚寺大門。八十島のお長屋はセット。桃さんとつばめが門番に立ち入り拒否されたり、つばめが夜に悪党を尾行するシーンでも出る。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 玉川ちどり/坂上味和 とん太/北野清治 玉川かもめ/遠藤薫 山形勲 蝦名由紀子 折原啓子 早川雄三 川辺久造 穂高稔 溝田繁 西山辰夫 石倉英彦 田野井ゆかり 山田良樹 重久剛一 木谷那臣 内藤康夫 宮崎博 島田秀雄 蛙の田之助/山城新伍

脚本/高階航 監督/尾田耕太郎

※数珠預かりの爺さまは山形勲、陰謀を立ち聞きし、ひそかに拝領の数珠を隠していた。優しく上品な老妻は折原啓子。爺さま夫妻が引き取る孤児の奈美は、「ガラスのうさぎ」の蝦名由紀子。上席家老追い落としを企む次席家老・室伏は早川雄三、加担する手元役(爺さまより位は下、後釜を狙う)は川辺久造、グルの悪徳商人は溝田繁、奈美を狙いに来る鉄砲玉は石倉英彦で、手下に福ちゃん(奈美の友の「養父」殺したりしている)や小峰さん。首席家老は西山辰夫。桃さんと懇意の親分は前話に続き穂高稔。ラス立ち小峰さんと福ちゃん入り、室伏の家来。
※数珠預かりは閑職、年に二度法事の際に御用があるきり。山形勲のなりも隠居ふう。
※奈美は房州の出、親を亡くしたあと騙されて州崎岡場所へ売り飛ばされるが逃走。このとき一緒に逃げた友は大怪我して足萎えに。
※釣れない理由は、ゆうべ身投げがあり川浚いした直後。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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