桃太郎侍

第247話 「渡世の意地通します」 1981.7.12

 浅草一帯を仕切る花川戸一家に伸びる魔手。父の後を継いだばかりの女親分と、出来立てほやほやの頼りない代貸しが、難を越えて愛を成就させる、いい話に仕立ててある。

宝厳院

ロケ地

  • 浅草寺境内のシマを荒らす竜神一家のチンピラども、仁和寺観音堂脇に小屋や露店仕立て。お京が出て啖呵を切り、桃さんが介入し一匹捕まえる。
  • 寺社奉行所に呼ばれ、シマ取り上げの沙汰を貰ったお京に、逃亡中の安吉が接触する帰り道、大覚寺五社明神。祠裏の物陰で話す。
  • 一家を解散しようとするお京、その場へ現れた桃さんとつばめが、彼女を連れ出し諭すシーンは仁和寺九所明神。拝殿前で芝居、本殿も映り込む。
  • 竜神の親分し代貸しが入ってゆく寺社奉行・川島丹後の別邸、中山邸通用門(夜間撮影)。二人が駕籠からおりたところへ、安吉が出て非難。与力に斬られヤバいところ、偵察中だったつばめが短剣投げて加勢・保護。
  • 竜神が一掃され喜ぶ奥山の衆、ここへお京たちが現れ改めて挨拶、仁和寺観音堂脇。ここでお京が安吉と所帯を持つ意向を示し、安っさんくたくたと石畳に崩れ折れる。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 彦助/谷村昌彦 仁兵ヱ/深江章喜 玉川ちどり/坂上味和 とん太/北野清治 おたま/舟倉たまき 玉川かもめ/遠藤薫 加賀まりこ 井上昭文 江端高志 剣持伴紀 家野繁次 高野真二 壬生新太郎 池田謙治 志茂山高也 高谷舜二 左とん平 蛙の田之助/山城新伍

脚本/山本英明 監督/井沢雅彦

※お京は加賀まりこ、安吉は左とん平。竜神の親分は井上昭文、ここの代貸は江端高志で、元は花川戸の代貸。奥山の小屋を追い出したあとに料理茶屋を作って老後資金にするつもりだった寺社奉行は高野真二、腹心の与力は剣持伴紀。福ちゃん二態、シマを荒らしに来るチンピラの中の一人と、ラス立ち要員。ラス立ちには峰蘭さんも発見、二人とも丹後の家来。
※伊勢参りのエピソード以来出てなかったおたまちゃん、復活してるけど特段の説明なし。

★役名、役者についての記述は間違っている可能性があります。


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