第35話 「鬼がひしめく青梅宿」 1977.6.5
八州が消えたり、直訴に来た名主が密殺されたり、とにかく何かが起こっていそうな青梅宿。兄上の依頼も、つばめの誘いも断っていた桃さんだが、結果的に関わってゆくことに。
機密情報は勘定奉行から漏れ、青梅代官が民に苦役を強いて濡れ手に粟の大儲けを企んでいた。
ロケ地
- 旅姿の百姓たちが殺される聖天境内、検分は仁和寺観音堂前、塔映り込み。
- 玉川一座が青梅へ向かう街道筋、北嵯峨農地竹林際。収穫時期でもないのに、青梅代官所からの御用米の荷駄と、何度も行き会う。
- 青梅へ入ったあと、一座と別れ田之内村へ赴く桃さん、民家蔵前(畑越し、下段1枚目)〜民家北塀際から北西角曲がり長屋門前へ(下段2枚目)。
- 代官所へ人足として潜入し、俵をひとつ失敬してくる伊之助、中が石灰なのを確認していると、浪人者が襲う林は民家塀南西角(下段3枚目)と付近の林。
- 石灰のことを知った桃さん、江戸へ向けて馬を駆る道は亀岡盆地の段丘林(下段4枚目)。
- 伊之助とタンデムで青梅へ戻るも、閉鎖されている宿場入口、不明(丘へのぼる坂から民家チラ見え/柵がされていて役人が見張っているシーンは「村なかの道」、石積の向こうに蔵が見える)。お咲が出て案内、藪を抜けると見える塀は民家西塀(下段5枚目)←名主邸かどうか不明だが、玉川一座の皆が匿われている屋敷。
- 村の衆に見送られ出立する一座と桃さん、北嵯峨農地竹林際。このあと、伊之助が勘定奉行たちを叩き斬ったのはダンナじゃねぇですかいと軽口を叩く田畦、北嵯峨農地農道(積み藁あり)。
桃太郎、松平備前守/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仁兵ヱ/深江章喜 おみよ/吉本真由美 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん 文七/青木義朗 間部長門守/織本順吉 弥市/酒井修 武蔵屋/富田仲次郎 お咲/木村理恵 久助/夢路いとし 小笠原/中井啓輔 与吉/大橋壮太 岩瀬/唐沢民賢 石橋/玉生司朗 玉川すずめ/西川峰子 猿の伊之助/植木等
脚本/飛鳥ひろし 監督/田中徳三
※ラス立ち基本マジ斬り、武蔵屋は鐺で背中を殴打と見えたが、兄上へ入る報告では死んだことに。
→ 桃太郎侍 表紙
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