桃太郎侍

第49話 「男いちずの灯が消えた!」 1977.9.11

 一旗あげようと江戸へ出てきた青年だが、とっぱなに強盗に遭い、その後もつらい日々ばかり。そんな彼が、食うのも我慢し掘っ立小屋に住み暮らすのは、婀娜っぽいファム・ファタールにもう一度会いたいがためであった。

今宮神社

ロケ地

  • 直八が小屋を建てて暮らす野原、北嵯峨農地。桃さんは逍遥中に偶然近づき、花の苗を踏んで殴られる次第。その後驟雨、小屋に招き入れられる。
  • 直八の回想、江戸へ出たその日にゴロツキに有り金を強奪され、途方に暮れて佇んでいた明神境内、今宮神社楼門基壇。ここへ玄人筋っぽい姐さんが通りかかり声を掛け、事情を聞いたあと財布ごと金を呉れて「江戸っ子だから/江戸を嫌いにならないで」。
  • 桃さん宅へ寄宿し、「お絹」捜しの直八、あの日の明神さまへ行ってみるくだり、今宮神社楼門。後姿が似た女性を呼び止めるも人違いのシーンは石橋。
  • 事後。姐さんの遺骨を抱いて彼女の故郷・甲州へ発つ直八、桃さんが見送る街道は嵐山自転車道、公園の並木が背景に来て、前景に野菊の群落。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仁兵ヱ/深江章喜 おみよ/吉本真由美 かん平/桂小かん 文七/青木義朗 お染(お絹)/田島令子 宮本大輔/和崎俊哉 富蔵/内田勝正 佐倉屋/伊達三郎 大黒屋/潮健志 橋本/玉生司朗 政吉/大木晤郎 源太/北野清治 直八/浜田光夫 猿の伊之助/植木等

脚本/和久田正明 監督/田中徳三

※佐倉屋の荷を大黒屋に運ぶ仕事のあと、使った人足たちを始末の段、直八を救おうと騒いだ伊之助を追ってくる大黒屋の手下の一人に福ちゃん。
※成敗後、納刀して微かに息を吐く。「ふぉあぁ」って感じで、派手では無い。


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