第51話　「さらば伊之助」　1977.9.25

　伊之助のむかしの乾分が掏った図面は焔硝蔵、ここから幕府転覆の大陰謀が明らかとなる。兄上にもはかり阻止に動く桃さん、首魁を退治に出かけた先では、伏兵が桃さんに照準を合わせていた。

ロケ地

• 伊之助の元乾分・藤五が時限爆弾の実験を兼ねて消される松戸の山中、酵素河川敷。藤五は小川べりに杭を立てて括られていて、手毬に仕立てた爆弾が傍らに置かれる。臥竜斎らは山腹の茂みで見物しており、伊之助はそこから少し高いところに潜む。跡形も無く吹っ飛んだ藤五を見て、伊之助慟哭。

桃太郎、松平備前守/高橋英樹　玉川つばめ/野川由美子　熊造/茶川一郎　おはる/玉川スミ　おみよ/吉本真由美　お兼/南条みづ江　かん平/桂小かん　文七/青木義朗　井関臥竜斎/南原宏治　天笠屋徳右ヱ門/浜田寅彦　闘犬藤五/岡部正純　村上源太郎/小田敏治　おふう/花紀芽美　田島左太夫/浜田雄史　村上左門/入川保則　猿の伊之助/植木等

脚本/野波静雄　監督/山下耕作

※桃さんが拾う行き倒れ浪人父子、父は臥竜斎に招かれ砲術指南となる。
※臥竜斎は慶安の変で切腹した者の子孫、天竺屋は福島正則の侍大将の血筋の家という設定。
※成敗開始前に伊之助が撃たれたため、ラス立ちは目に涙をいっぱい湛えての殺陣。でも急いでるので乱暴、終わってすぐ伊之助のもとに駆けつけ。