第73話 「十手と恋と初手柄」 1978.3.5
熱血若手同心と、孤児を抱えた女掏摸が結ばれるプロセスを描く。
追いつ追われつの二人は、夜道で人殺しに出くわすが、それは公共事業がらみで根の深い事件だった。
財布を取り返してもらって同心に惚れたすずめ、今回も泣きを見るの巻も入っている。
ロケ地
- 玉川一座の小屋、今宮神社境内に演出。客の財布を掏ったお加代を、目ざとく見つけた立花同心が摘発という次第。このとき、仁兵ヱがむかし立花の父に世話になったことが語られる。
- お加代が子らと住む小屋、広沢池東岸汀に設営。水は相当に引いている。
- 桃さんがお加代の事情を立花に話すも物別れの橋、上賀茂神社神事橋。
- 一座を訪ねすずめに財布を渡した帰り、伊勢屋殺しの男を見かけ追う立花、今宮神社境内〜石橋、このあとセットにスイッチ。
- 立花が大変と喚きながら小屋へ駆け戻る仁兵ヱ、今宮神社石橋〜境内。
- 晴れて復職した立花を迎えに出る桃さんたち、南町奉行所の門は大覚寺明智門。お加代と子らは大門前の植え込み陰に隠れていて、つばめに促され出てくる。ここで「プロポーズ」。
桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仁兵ヱ/深江章喜 おみよ/吉本真由美 立花周平/小倉一郎 甲州屋伝蔵/田中明夫 並木左近/天津敏 般若政/江幡高志 宇三郎/福山象三 辰造/浜伸二 千太/吉岡靖彦 虎吉/吉田隆之 良平/池田真司 おつる/吉田真由美 お加代/田坂都 玉川すずめ/西川峰子
脚本/山本英明 監督/斎藤武市
※加賀さま御用を狙う甲州屋、筆頭与力の並木とグル。
→ 桃太郎侍 表紙
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