桃太郎侍

第74話 「フグの毒より怖い罠」 1978.3.12

 桃さんのアドバイスを受け、ふぐ料理をはじめた上方屋は大繁盛、しかしたちまち暗雲・客が一人あたって頓死、熊造はお縄に。しかし不審点あり、桃さんが乗り出して調べると果たして事故にあらず、父親二人のやむにやまれぬ哀しい事情が見えてくるのだった。

金戒光明寺

ロケ地

  • 志村の葬儀が執り行われる寺、金戒光明寺。まず本堂甍がイメージに出て、弔いが終わったあと「寂しい葬式だった」と桃さんに述懐するつばめのシーンは茶所前の床机、このとき本堂縁先を、恋人・忠吉に手を引かれた志村の娘の妙が行く。志村の相客・忠八(忠吉の父)の前歴がわかったと言って寄ってくる文七のシーンでは、背景に鐘楼が来ている。
  • 志村の墓は金戒光明寺本堂裏手墓地に卒塔婆を設置、忠八が来て詫びを述べたり、腹を切ったりするシーンがある。

桃太郎/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仁兵ヱ/深江章喜 おみよ/吉本真由美 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん 文七/青木義朗 忠吉/横光克彦 妙/岐邑美沙子 大久保主膳/遠藤征慈 志村源三郎/高城淳一 阪東采女/剣持伴紀 村井/大木正司 忠八/土屋嘉男

脚本/野波静雄 監督/斎藤武市

※忠八は大久保の先代に恩あり、当代の悪行の尻拭いをするも諌め切れず。志村同心は職業柄大久保の悪行を知り恐喝、金は娘の目の手術代に要するもの。


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