桃太郎侍

第83話 「命を賭けた恩返し」 1978.5.14

 つばめに、勅使饗応の出し物の依頼が来るが、要人暗殺の刺客に仕立てる暗い企み。つばめがそんな役を引き受ける筈も無いが、大恩ある養親を人質にされ万事休す。最後まで桃さんにも言えず苦しむつばめだが、桃さんは烏帽子大紋つけて城中にやって来るのだった。

金戒光明寺

ロケ地

  • つばめの工作で釈放される徳兵ヱの妻子、彼らの話を聞いたあと、桃さんがつばめを外へ連れ出して問い詰める道、大覚寺大沢池(石仏前あたり、柵が見えている。「路傍」にはぼんぼりあしらい)
  • 徳兵ヱの子・徳松が火災の夜に庭で見たという、夜回りの爺さまを尾行する文七、金戒光明寺長安院下坂(下りてきて西へ曲がる)〜瑞泉院(北町同心・沢井宅、ここへ入ってすぐ出てくる)
  • 事後、叔父宅を出て上方屋へ向かう桃さんとつばめ、大覚寺大沢池畔。今度のことに許しを乞うつばめを労わり肩を抱くいいムードのところへ、すずめが現れ「見ぃちゃった」と騒ぎ、放生池堤を駆け戻ってゆく。

桃太郎、松平備前守/高橋英樹 玉川つばめ/野川由美子 熊造/茶川一郎 おはる/玉川スミ 仁兵ヱ/深江章喜 おふう/杉村留美子 おみよ/吉本真由美 お兼/南条みづ江 かん平/桂小かん 文七/青木義朗 岩瀬主計頭/菅貫太郎 南紀大納言治次/神田隆 塚本三太夫/高城淳一 黒木伝蔵/伊達三郎 松田/牧冬吉 湊屋徳兵ヱ/山村弘三 沢井/有川正治 おとわ/香月京子 玉川すずめ/西川峰子

脚本/野波静雄 監督/山下耕作

※暗殺対象は備前守、つばめは席についた備前守を見て「桃さん?まさか」と葛藤、迷ううち備前守は中座、帰ってきたのは入れ替わった桃さんという寸法。ここではおおごとにせず、何も知らぬ公家は芸に喝采。楽屋に現れた桃さんを見た仁兵ヱたちも??となるが、いかめしい口調で命令する大名ルックの桃さん見て「違うわ」。
※スガカンは北町奉行、備前守の後を襲う腹づもり。黒幕の南紀大納言は桃さんの兄上が煙たいヒト、ラス立ちでは「連枝を斬るか」と凄むも、切腹を勧められ抵抗すると自らの脇差で腹を刺される。このあとがひどくて、桃さん「介錯!」とか言ってる癖に背中をずんばらり。


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