第1話 「待てなかった女」 1970.7.12
恋人を脅していた目明しを半殺しにして寄場送りとなった佐吉、三年経って帰ってみれば女は岡場所に。自棄をおこす彼を宥めた金さん、裏に横たわる汚い企みに迫ってゆく。
ロケ地
- 夜道を逃げる女(のちに平戸出身の女と知れる)、中ノ島橋を南に渡ったところで捕まり、斬られてクルスをとられ、岸に横たわる。
- 佐吉が赦されて出る石川島人足寄場、唐崎。石積護岸や、松も使われる。柵とゲートをあしらい。
- 佐吉の恋人・お新が以前勤めていた堀川の鶴屋、嵐山公園・錦。佐吉が金さんを連れてゆく際の夜の絵と、お光が女中のお京に接触する段で昼間の絵。
- 佐吉の回想、お新とデート中からんできた目明し・六蔵を半殺しにした夜の祠脇、大覚寺天神島。雪演出。
- お新を捜しまわるも不調、クサる佐吉の前に六蔵が現れるシーン、不明(池辺か、植込際。端っこに萱葺が見えるような)。このあと人数が出てヤキを入れられるのは「材木置場」。
- 岡場所へ乱入した佐吉を止めたあと、手荒く諌める金さん、不明(伏見か、水辺に石積基礎の建物)。
- 六蔵殺しで佐吉が捕まったあと、小伝馬町牢屋敷を出て来る六蔵の手下ども、京都御苑管理事務所長屋門。彼らの一人(川谷拓三)が懐にしている「平戸の女のリスト」はお光に掏られる。
- 事後、浜松へ行く佐吉とお新、金さんに随行を命じられたお京が立ち止まって地蔵を拝む街道筋、大沢池堤か(現在と相当様子が異なっている)。
遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 千恵/新井麻夕美 敬太/蔵忠芳 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 幸兵ヱ/長島隆一 佐吉/里見浩太郎 お京/東山明美 お新/河村有紀 六蔵/小林昭二 中川喜三郎/福田豊土 お駒/木暮実千代
脚本/今村文人 監督/林伸憲
※お白州で「信仰」について言及はあるものの、そのことへのお咎めはなし。
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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