第128話 「殺しを見られていた男」 1972.12.17
蜆売りの少年が殺人を目撃するが、大人を連れて現場に戻ると、死体の痕跡も無し。このあと、嘘つき呼ばわりに終わらず、殺し屋が彼を狙うことになるが、彼の隣でいつも蝦蟇の油を売っていたご浪人のおじちゃんは、優しくて強い正義漢。
よってお白州では「おじちゃん」にギフト、これが坊にこのうえないご褒美をもたらすのであった。
ロケ地
- 蜆売りの三吉が土手で昼寝中、殺し屋が出て西海屋の手代を刺殺する大川端、桂川堤と河川敷。
- 三吉が拾ったきれいな石を貰ったお光、幼馴染の甲州屋手代に見せた帰り、殺し屋たちに囲まれる町角、下鴨神社河合社脇〜裏手。金さんが撃退。
- その殺し屋どもが怒気を発し帰ってゆくところへ出くわす三吉、上賀茂神社渉渓園と周辺(舞殿や石橋、ならの小川に架かる橋や渡った先の林間など)。三吉が連れ去られるところ、仕事帰りの辰巳浪人が通りかかり救うのは、渉渓園を出て北神饌所裏手へ出るあたり。
- 甲州屋の手代が「土左衛門で上がる」大川端、桂川河川敷。
- 三吉がさらわれ、翡翠を持ってこいと指定された寛永寺裏山、不明(石段の上に鐘楼と広場、宝筐印塔など見える)。
- めでたく帰参叶った辰巳玄蕃、三吉と彼の母を連れて信州上田へ向かう街道、北嵯峨農地竹林脇。
遠山の金さん/中村梅之助 虎さん/今村民路 お光/水原麻記 半次/島米八 お里/浅川美智子 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 おかよ/谷口香 辰巳玄蕃/左右田一平 村上冬樹 中井圭輔 近藤宏 山村弘三 北原将光 山崎亮一 三島猛 藤沢徹夫 松田利夫 村田玉郎 寺内文夫
脚本/有馬泉 監督/佐々木康
※西海屋は村上冬樹、甲州屋は山村弘三、殺し屋は近藤宏。上田藩江戸家老は北原将光、お白州に呼ばれて辰巳の帰参を承認。
※おじちゃんは、勘定奉行の不正が許せず上田藩を退転した経緯を持つ。腕もたつ設定で、立ち回りも多い。三吉の母とは会った当初から互いに意識。
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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