遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第142話 「七万石を拾った男」 1973.3.25

 人足の辰三が拾って育ててきた倅は利発な子、ごっこ遊びでも殿さま役。これが実はご落胤だったというよくあるパターンで、もちろんお家騒動がくっついてくる。坊とおやじの涙の別れのほか、悪家老に通じる裏切者とか、間違ってよその子さらってくる間抜け部下など、王道的要素が詰め込まれており、お奉行のはからいで善人報われてめでたし。

下河原橋

ロケ地

  • 沼津藩の腰元・雪路が、恋人の藩士・森田と会うやしろ、京都御苑厳島神社。森田が家老と通じていないか問うが丸め込まれ、情報を吸われたあと殺される運び。
  • 沼津藩江戸屋敷・用人(中山三太夫)役宅イメージ、相国寺光源院門。森田がとぼけて報告するくだり。
  • 鶴坊らが釣りの武士に放尿して怒らせる橋、犬飼川下河原橋(橋標ははっきり下河原橋と読める。橋は半ばで落ちているもよう)。釣りの侍は橋下の河原に。このあと、侍が子らを成敗すると騒ぐ町角はセットを挿み小幡神社境内へ(脇参道を入ったところ)
  • 沼津藩江戸屋敷・家老(笹山兵庫)役宅イメージ、相国寺林光院門。
  • 北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 虎吉/今村民路 半次/島米八 お里/浅川美智子 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 中山三太夫/北沢彪 笹山兵庫/小瀬格 森田与三郎/不破潤 鶴吉/小松陽太郎 藤田千代美 志乃原良子 原聖四郎 北原将光 伝法三千雄 田中直行 須永克彦 三田一枝 壬生新太郎 笹木俊志 土橋勇 坂本高章 昇り竜の辰三/青木義郎

脚本/有馬泉 監督/河野寿一

※お白州に呼ばれていた城代は北原将光、江戸家老に取り入る駿河屋は原聖四郎。江戸家老の家来に福ちゃんいたけど、ラス立ちからみは確認できず。橋の下の侍は壬生新太郎か。
※写真の橋は架け替え後の新橋。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧

・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ