遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第143話 「岡っ引が惚れた女」 1973.4.1

 もう十年も、大盗「梟の伝吉」を追っていた岡っ引は、あまりに長いあいだ接してきた彼の娘を愛するようになっていた。
亡父の贖罪を志し盗品を返してまわる娘、それに乗じて欲をかく元手下の島抜け男、そして追う相手を恋する目明し、全ての者はお白州で名奉行によって運命を割り振られるのであった。

木島神社

ロケ地

  • お島を張り込み続ける鬼辰、使いに出たお島についてゆき、二人雨宿りするやしろは木島神社舞殿脇。傘もささずついてきた辰吉が体を壊すと案じるお島、しかし辰吉はお島を邪険にあつかい、落とした櫛を踏みつける。
  • お島につきまとい鬼辰に捕縛された金さん、責め問いののち釈放された帰り道で政次の手下の浪人が接触してくる町角、大覚寺五社明神
  • 伝吉が盗んだ拝領の香炉を返しに行く黒田藩上屋敷、大覚寺大門。門脇の塀を乗り越えて政次が侵入、お島は塀外で見届ける。政次が正体を現し、辰吉が飛んできて、金さんが桜吹雪を開陳する一連の芝居は大門前で展開、高崎さま率いる捕り方は参道石橋を来る。
  • 北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 虎さん/今村民路 半次/島米八 高崎靖之進/中村靖之介 おさと/浅川美智子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 要町の文三/柳沢真一 辰吉/待田京介 浜田晃 平沢彰 高並功 お島/十朱幸代

脚本/小川英、四十物光男 監督/河野寿一

※金さんを拷問する鬼辰を止めに来る高崎さまが必見、お白州において責めた相手が奉行と知る辰吉も傑作。島抜けの政次は浜田晃、手下の浪人の一人に平沢彰。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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