遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第156話 「剃刀と呼ばれた男」 1973.7.1

 与力・高崎靖之進にスポットが当たる話。気遣いのヒト・靖さんは、部下を労り先輩を立てるが、何れも悲しい別れとなる。
ラス立ちでは先に高崎さまが出ているので、金さんお茶目な登場とか、松尾監督らしい凝った表現とか、見どころの多い一話。

西壽寺

ロケ地

  • 北の同心・徳田が殺されて見つかる神社、木島神社。高崎さまが駆け付けるアクションを手持ちカメラで撮ってあり、参道を走り舞殿脇を抜け本殿前石畳へ。このシークエンスは、後段種明かしの形で再度出てくる。
  • 徳田の妹・桔梗の回想、病篤い徳田の母を気遣って御長屋へ見舞いの品を持ってきた辰三、不明(平屋の御長屋と前畑、背景は林)
  • 留置中の辰三が差し入れの寿司を食って頓死したことを金さんに報告する高崎、広沢池観音島。金さんは虎をお供に釣り中。
  • 事後、墓参の桔梗とすれ違う高崎さま、西壽寺参道石段。桔梗は上ってゆき、高崎さまは下りて来る。踊り場で会釈して別れゆく。ED被り。

遠山の金さん/中村梅之助 虎さん/今村民路 半次/島米八 高崎靖之進/中村靖之介 おさと/浅川美智子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 要町の文三/柳沢真一 笠間十兵ヱ/内田良平 桔梗/本阿弥周子 徳田甲之進/大丸二郎 辰三/曽根晴美 加賀ちか子 沢村宗之助 本郷秀雄 東竜子 井上茂 浜田雄史 浜伸二 古関達則

脚本/有馬泉 監督/松尾正武

※徳田は辰三の幼馴染、父が同心株を買って北町同心になるが、辰三との交際を上司によく思われていない設定。辰三はもと大店の御曹司で今はヤクザ、徳田の母(故人)を慕い桔梗に恋している設定、徳田を甲ちゃん呼び。内田良平はカミソリと称される南の腕利き同心だが、悪党と通じていたためあげられた業績という次第、可愛がっていた後輩の高崎を靖さん呼び。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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