遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第158話 「見捨てられなかった男」 1973.7.15

 うすのろの弟分のため、苦労続きの男の話。しかし今回降りかかった災難は、大藩の重職が甘い汁を吸うために仕組んだ陰謀であった。

大覚寺

ロケ地

  • 塗師・大和屋の手代が伊達さまへお使いの途中刺殺される夜道、広隆寺東塀際(境外)。物陰で大和屋下男の牛松が見ている。
  • 伊達の用人に失礼を働いた牛松のせいで共にクビになった己之吉、二人佇む水辺は大覚寺大沢池船着(小)端。大和屋の跡取り娘・お夏が戻ってくれと言いに来る。木戸のほか、対岸の土手がきれいに映り込んでいる。後段、お夏が入水しかけるのを金さんが止めるシーンでは月夜設定、「夜仕立て」の画。牛松が手配されて逃げ回るシーンにも出てくる。
  • 伊達家用人・旗野の役宅、相国寺林光院。大和屋にお夏の妾奉公話を持ち込んだ二足の草鞋が入ってゆく。
  • 木更津へ送り出したものの、すぐ戻ってきてしまう牛松、一味に見つかり己之吉お夏ともに危機に陥る町角は大覚寺五社明神、観月台や池畔映り込み。導入は、大声で悪事計画を話し高笑いの旗野と輪島屋(永田光男)のシーン。
  • 北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)
  • 牛松の墓に参る己之吉とお夏(隣に手代の卒塔婆)、くろ谷か。手代の未亡人に別れを告げ旅姿で去ってゆく。

遠山の金さん/中村梅之助 虎さん/今村民路 半次/島米八 お里/浅川美智子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 お夏/江夏夕子 牛松/広瀬義宜 徳兵ヱ/五藤雅博 旗野/横森久 野口ふみえ 中庸介 永田光男 宗近晴見 北原将光 岸本康子 坂本高章 己之吉/森次浩司

脚本/有馬泉 監督/河野寿一

※わるい用人の意を受けて動く二足の草鞋の手下に福ちゃん、己之吉を囲むシーンと、ラス立ちに登場。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪テキスト版目次 ・ロケ地一覧

・時代劇の風景トップ  ・サイトトップ