遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第168話 「数え唄に泣く女」 1973.9.23

 盗賊を父に持つ女は、そのことを秘して所帯を持つが、負い目が亭主を腐らせていた。人殺しの罪を着せられ、命もあやうい連れ合いを助けるために女房はカミングアウト。世のそしりを受けることになるが、亭主の心は戻ってきた。

大覚寺

ロケ地

  • 与力・浜田の助けで脱獄した黒猫の五平、隠し金を掘る夜の土手は大覚寺大沢池堤水門そば。掘り返すと浜田に斬られ、瀕死の身で娘の長屋へ這って行くが力尽き、出会った酔っ払いに秘事を記した折鶴を託す(この場面はセット撮り)
  • 窩主買いの大蔵屋の妾が身投げ芝居で文三親分を釣る夜の船着場、大覚寺大沢池船着(小)。半次ドボン。
  • 五平のことを金さんに報告する虎吉、今宮神社稲荷社。導入は稲荷社の中から南側石畳を来る二人を見る図、その後稲荷社西側の玉垣際で話す。
  • 五平が金を隠していた亡妻の墓、金戒光明寺本堂裏手墓地(亀趺が見えている。夜仕立ての画)。設定は両国・妙徳寺。金さん、諸肌ぬいで大立ち回りだけど、暗くてよく見えない。
  • 北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)

遠山の金さん/中村梅之助 お光/水原麻記 虎吉/今村民路 半次/島米八 高崎靖之進/中村靖之介 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 要町の文三/柳沢真一 平吉/嵐圭史 おまき/八木孝子 市川岩五郎 北相馬宏 藤尾純 岡部正純 松村康世 河東けい 小峰一男

脚本/田波靖男 監督/鳥居元宏

※五平は藤尾純、娘の「おまつ」は実は大工平吉の女房・おまき。この大工が鶴を託した酔っ払いで、一時欲をかく次第。浜田(北相馬宏)と大蔵屋はグル、五平の金を狙う。役名は当て字。
※タイトルは、折鶴に書かれていた隠し場所を示唆する内容の数え歌。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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