第18話 「影に追われた男」 1970.11.8
馴染み客の金貸しおきん婆さんが難に遭うところへ駆けつけた酒肆のあるじだが、犯人の顔を見て咄嗟に工作。ために無実の男が捕まってしまうが、牢に潜入した金さんが全て見通して解決。内藤さまの勘ばたらきも、けっこう鋭かったりする。
ロケ地
- 酒肆・芋よしを出た直後におきん婆さんが刺される川べり、中ノ島橋たもと堰堤脇。悲鳴を聞いてかけつけた芋よし主人の由造だが、犯人の顔を見て驚愕、咄嗟に凶器をすりかえたあと、通りかかったカナ文に虚偽を申し立てる。
- 芋よしの客になり探りをいれた翌早朝、内藤とツナギをとる金さん、大覚寺護摩堂脇・石仏前。牢内の卯之助の様子を聞く。
- 芋よしに現れた「犯人」勘五郎、外で由造と話す夜のやしろは松尾大社楼門内側〜石橋上。客で来ていた金さんは、門続きの塀際に潜み密談を聞き取る。門を出てゆく勘五郎のシーンは、門の外から撮られている。
- 内藤が持ってきた牢内罪人リストを見る金さん、大覚寺護摩堂縁側。二人はそこに凭れてお話し。
- 再び由造に接触し、錠前破りの腕を貸せと迫る勘五郎、松尾大社亀の水場。芋よしには千恵と敬太が入っており、尾行している。
- 敬太の報告を北町奉行所に上げて出てくる千恵、門は大覚寺大門。内藤さま、このとき錠前師でプラン思いつき。
- 勘五郎と二人で牢を出される金さん、二人行く夜の橋は中ノ島橋。このあと松尾大社石橋に由造を呼び出し始末にかかるが、金さんは殺った芝居で切り抜け。
- 紀州屋へ侵入、金を奪った一味が船でゆく川、罧原堤下桂川(中州映り込み)。上陸したところで金さんが始末されかかるのは松尾橋上手桂川汀、ここで立ち回り。
- 事後、赤子連れでお参りに来た由造夫婦(千恵たちもいる)と行き会い挨拶を受ける金さん、今宮神社舞殿脇。なんでウチの人を殴ったとか聞かれてて笑える。このあと楼門を入ってきた卯之助(釈放直後)とばったりなど楼門内外や、夫婦が本殿にお参りの画などもある。
遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 敬太/蔵忠芳 千恵/新井麻夕美 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 幸兵ヱ/坂東調右衛門 内藤与十郎/那保 カナ文/柳沢真一 由造/石山律 赤毛の勘五郎/不破潤 沼垣新太郎/中田浩二 紀州屋主人/市川裕二 二番役/疋田泰盛 おきん婆さん/藤山喜子 卯之助/坂口徹 牢名主/国一太郎 伊豆の阿弥造/山村弘三 お千世/菊ひろ子
脚本/今村文人 監督/佐々木康
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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