第24話 「刀に魅入られた女」 1970.12.20
一振りの名刀が、刀匠とその家族および弟子の運命を狂わせる。その哀話に、刀狂いのフィクサーと取り巻きの悪謀をからませ、金さんはここで大暴れ。
ロケ地
- 古物商の手代が殺されて見つかる水辺、大覚寺大沢池畔。伊立のダンナが検分に来るシーン。
- 金さんがおすぎに頼まれて行った荒れ寺、そこで殺された男の検分を伊立がしていると金さんが顔を出し、怪しまれて逃げるくだり、追うものの半次と出会い頭でごっつんは大覚寺護摩堂前。二人のやりとりを笑って見ている金さんは護摩堂裏手。
- 乱暴きわまりないやり口で名刀を集めている浪人・赤間が入ってゆく豊島屋の寮、中山邸門。当の札差が駕籠で来るシーンには参道が使われている。この寮で収集家の藤林と密会。
- 金さんが寮で見た侍は元勘定奉行の藤林甲斐と教える内藤、大覚寺天神島。金さんは祠の手すりに凭れている。
- 金さんに頼まれ伊立を誑し込んだお光、二人船遊びの川端は広沢池観音島。伊立が名刀所持と噂をまいてあるので、さっそく赤間浪人が現れ強奪にかかる。金さんが現れて立ち回りとなる際、島へ渡る橋の橋脚越しに船を見る図が出るが、旧態の木橋。赤間が逃げ去る際、この橋をロングで見た画も。また、伊立の船から金さんに合図するお光のシーンでは、金さんが二階の手すりに腰掛けて船を見ている構図が出る(合成か、窓枠作ってあったかは不明)。
- お白州開廷の北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門。
- 神崎の死後、紀州へ帰る三人を見送る金さんとお光、大覚寺大沢池堤。
遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 敬太/蔵忠芳 おその/水谷旺子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 伊立の平助/玉川良一 半次/島米八 内藤与十郎/那保 おすぎ/清水まゆみ 竹二郎/原田清人 佐代/坂本幸子 藤林甲斐/外山高士 赤間源之助/江見俊太郎 豊島屋忠兵ヱ/天王寺虎之助 神崎芳光/岩田直二
脚本/松山威、茶木克彰 監督/林伸憲
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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