遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第28話 「亭主を追う女」 1971.1.17

 蒸発した亭主を捜すため、賞金付きで広告を出す女。金さん、どうもその似顔に見覚えがあり乗り出すが、果たして犯罪がらみのとんでもない事情が出てくるのだった。
悪党どもは自滅して、お白州には「亭主」一人きり。遠山桜は、彼に気力を取り戻させるため披露される。

錦水亭

ロケ地

  • 尋ね人の張り紙を持ったままお使いに出た敬太とお光、途中休む茶店は今宮神社門前茶屋・一和。向かいの茶店(かざりや、暖簾はそのまま)の客が、なんとその尋ね人という趣向で、尾行開始。ルートは、かざりや東塀際〜境内神輿庫前、このあとセットにスイッチ。
  • 失踪した亭主・宗八でもあるお尋ね者・伊三郎がやってくる浅草鳥越の盆栽市(趣味が盆栽)、市を演出してあるのは北野境内か。このあと軍次一味に囲まれるシーンは御土居土手際、天神川の流れも映りこむ。また、例の橋も使われている。
  • 金さんの介入で逃げた伊三郎を追う一味、見失い四方に散るのは今宮神社絵馬堂脇坂の下あたり。金さんと伊三郎は絵馬堂に隠れてやり過ごし、ここで伊三郎の告白がなされる。
  • 伊三郎の回想、お梅との馴れ初めを語るくだり、イメージに琵琶湖西岸・三尾が崎を望む砂浜・前景に漁具(意義は不明)。二人がデキた出会茶屋か何かのイメージには、錦水亭外観。
  • お梅を「さらった」軍次一味、伊三郎を呼び出す谷中の苔寺、不明(草ぼうぼうの坂の上に荒れ寺。すぐセットの荒れ寺に移行するので、これもひょっとしたらセットかもしれない)
  • 伊三郎が盗金を隠してあった墓地、永観堂墓地。仙吉とお梅が狂喜乱舞して小判を振り撒くさまが凄絶だが、軍次とお梅の「殺し合い」はもっと凄い。鐘楼映り込み。
  • お白州開廷の北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門

遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 敬太/蔵忠芳 千恵/新井麻夕美 おその/水谷旺子 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 内藤与十郎/那保 半次/島米八 要町の文三/柳沢真一 お梅/白木マリ 藤助/浜伸二 清太/川辺俊行 道仙/水戸部隆 仙吉/中田博久 軍次/横森久 伊三郎/桑山正一

脚本/小川英、胡桃哲 監督/松尾正武


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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