遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第32話 「お蚕ぐるみの女」 1971.2.14

 主殺しのお店者が、現場を通りかかった酔漢に罪をなすりつけるが、馬鹿なことにそれは金さん。ずらりと揃った悪党どもにきつい逆ねじを食らわせるプロセスを楽しむ一話、ぺらぺらと大嘘を並べ立て伊勢屋に入り込んだ「債権者」を言い負かす、金さんの名調子が見もの。

金戒光明寺

ロケ地

  • 伊勢屋のあるじが殺される夜の大川端、嵐山公園中州堀端。賭場へ行く途中、悲鳴と水音を聞く金さんと伊沢浪人は中ノ島橋上。大丈夫かと声をかけると、酔っ払いが泳いでいるという図は、中州掘割の石積護岸端(川中)。後段、金さんを始末にかかる一味の段でも出て、酔態の立ち回りが見られる。
  • 翌朝、川端で発見される伊勢屋の死体、桂川汀。
  • 「飴売り姿をしている渡世人」で伊勢屋殺しの下手人として手配される金さん、お光が知らせに走ってゆく「いつもの境内」、松尾大社楼門〜境内。金さんは、売り声を上げながら用水の石橋を渡って来る。このあと、伊沢浪人は捕まったと敬太に聞く際は楼門続きの塀際・金さんお着替え。
  • 伊勢屋の娘・糸絵が参る父の墓、金戒光明寺墓地。旅人姿で金さんが近づく。ラストシーンも同所、もじもじと金さんに愛を打ち明ける糸絵から逃げた金さん、本堂下の坂をおりてゆく。

遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 敬太/蔵忠芳 佐吉/山本豊三 糸絵/野口ふみえ 金谷町の平助/人見きよし 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 おその/水谷旺子 伝次/大東良 権造/田畑猛雄 内藤与十郎/那保 滝野孫太夫/江見俊太郎 伊沢大四郎/舟橋元

脚本/伊上勝 監督/佐々木康


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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