第33話 「虎穴に入った男」 1971.2.21
立て続けに出る賊を捕えるため、仲間として潜り込む金さん。一人ひとりに調子よく取り入り、分断工作をはたらくのが大笑い。欲をかいて手下を始末しようとした黒幕もすぱっと捕縛、白州での啖呵も心地良い。
今回カナ文が最後にいい目を見るが、ユニーク極まりないキリシタン誘き出し芝居のご褒美か。
ロケ地
- 風呂敷マントつけたカナ文がデウスの教えを記したパンフレットを配る八幡宮境内、日吉大社東本宮楼門前。群集が坂をのぼってくる。取締りの同心(玉生司郎)が出たあと、一味の女が接触。
- 一味のアジトの寺、慈眼堂。廟所前を使い、井戸なども設置してある。内部はセット撮り。
- 深川屋向島寮を襲う一味、船をつけるのは大覚寺大沢池畔(夜)。金さんは木戸近くにいて、見張りを倒すなどしてヘルプ、一味に近づく。
- 一味の浪人が指令を受けに行く大村藩江戸家老・菅沼邸、旧竹林院。この前に中間と通る道は近くの産屋神社付近と思われる。
- 鈴が森・大森間をゆく、札差の資金を運ぶ早駕籠を狙う一味のくだり、走田神社参道〜本殿前。その上前をはねに、菅沼が変装して人数を引き連れて現れるのは本殿から。その後出てくる捕方は本殿の祠の裏から。
遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 要町の文造/柳沢真一 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 半次/島米八 内藤与十郎/那保 鬼瓦の熊五郎/穂積隆信 はな/益田ひろ子 黒川兵部/穂高稔 岩吉/蔵一彦 同心/玉生司郎 仙太/千代田進一 菅沼利左ヱ門/見明凡太朗
脚本/江崎実生、山崎巌 監督/荒井岱志
※賊と黒幕はひとしく終生遠島、しかしこいつら凶行繰り返してたような。
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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