第53話 「仕掛花火に泣く女」 1971.7.11
爆破事件が次々起こるのは、遠山奉行、ひいては老中・土井の失脚を狙った政敵の仕業。奔走の結果金さんは実行犯を突き止め、さらなる犯行は阻止するものの、奥に潜む巨悪には手を出せずに終わるのだった。
ロケ地
- 北町奉行所、大覚寺大門。御殿川を挟んだ対岸から、通告状つきの矢が射込まれる。後段、お白州開廷の際の画もここ。
- 隠居に身をやつした土井とツナギをとる金さん、神泉苑池端(東側)。
- 通告状が来たことや、島抜けがあったことを金さんに報告する高崎、神泉苑本殿まわり。金さんが法成橋を渡ってくるシーンもある。
- 爆破予告を受け封鎖される橋、中ノ島橋。この騒動を窓から見ながら、菊奴姐さんを呼ぶ座敷は中州の店か。青物を運ぶ船が臨検されるシーンは宇治川。
- 菊奴の兄・喜一が実家に立ち寄ったのを見た金さん、尾行する途中誤解したお光に立ちはだかられるのは相国寺弁天社前(鐘楼の袴も映る)。喜一が入る、田沼の懐刀・板倉内膳邸は林光院。
- 田沼意次邸イメージ、随心院薬医門。
- 内膳邸から出る「実行犯」三人、相国寺林光院〜鐘楼前〜大通院前を北へ。このあとセットにスイッチ。
- 爆破の的にされる川開きの両国界隈、宇治公園。川岸に「床」をかいて桟敷席を作ってあったり、橘橋(旧態)や土手に見物衆が鈴なりなどの演出。映画(?)から持ってきた賑わいの画も挿入されている。
- お白州、相国寺方丈前庭石畳に罪人。奉行は方丈前縁に。勅使門越しの画もあり、罪人が引かれてゆく際は裏庭の方へ。
遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 おしげ/山田桂子 土井利勝/河上一夫 半次/島米八 おさと/浅川美智子 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 菊奴/赤座美代子 玉屋喜一/前田吟 板倉内膳/小林勝彦 田沼意次/杉山昌三九 不知火の信次/江多波寛児 田島昭三郎/睦五郎
脚本/山崎巌 監督/松尾正武
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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