第54話 「握られた女」 1971.7.18
贋金作りを追うカナ文にくっついて川崎へ行く金さん、当の男は死体で上がり、怪しげな人物は悉く姿を消すミステリー展開。結局小判偽造の大元を摘発するのだが、若気の至りで身を持ち崩した女の再出発のため、お奉行も気を遣うのであった。
ロケ地
- 文三親分たちが五郎次が来るのを見張って粘る、六郷渡しの茶店、広沢池東岸汀に設営。一杯やりながら外を見ているカナ文のシーンは「窓」から池端が見えていて、金さんがやって来るシーンでは「外」に置かれた床机が見える。設定は川崎宿。
- 傾いていた上総屋が急に持ち直した件を報告する高崎、御香宮境内。上総屋の手の者が来たので芝居をかましてやり過ごすが、お光に邪魔されて取り囲まれてしまうのは本殿裏手から脇。立ち回りは摂社付近で。このあとお光が詫びて、浪人を捜してくると言うシーンの塀際、川崎宿の旅籠大野屋の番頭・栄造が倒れているのを見て助ける墓地(草むらの石が塚に見えた)は不明。
- 栄造とお八重が話す川崎宿はずれの葦原、広沢池西岸湿地。昔からずっと好きだったと栄造が告白、身を汚したとお八重が恥じ入るくだり。上総屋のゴロツキが出るが、金さんも出る。
- 北町奉行所イメージ、京都御苑管理事務所東門(バンクフィルム)。
遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 おしげ/山田桂子 おさと/浅川美智子 半次/島米八 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 お八重/二本柳敏恵 栄造/西郷次郎 五郎次/不破潤 京太/二見忠男 清助/稲吉靖 松井一角/成瀬昌彦 上総屋/森健二
脚本/松山威、茶木克彰 監督/林伸憲
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
|