遠山の金さん捕物帳

遠山の金さん捕物帳

第56話 「のぞかれた女」 1971.8.1

 殺しを目撃した子供は、近所で評判の悪ガキ。見たことを言っても誰もとりあわないという、例のパターン。殺し屋は彼を消しにかかるが、依頼者は母性を揺り動かされてしまうのだった。
殺し屋と対峙し、首絞められて危機一髪の金さんの苦悶の表情が笑える。

長谷八幡宮

ロケ地

  • 良太が子らを集めて博打の真似事をする神社、石座神社舞殿。八熊が石段をのぼってきて目撃、叱ると子らは本殿の方へ逃げてゆく。次に出る石段は大雲寺の石段。このあと良太は逃げ込んだ空き家で殺人を目撃する次第。
  • 誰も信じてくれなくて拗ねる良太を諭す金さんのくだり、長谷八幡宮。鳥居をくぐり舞殿脇へ、良太は本殿の方へ走り去る。後段、良太に目撃談を聞こうとして来る金さんのくだりでも出るが、顔を潰された弥二郎の死体が見つかる林のシーンも同所かは不明(画面上部に蔵が見える)
  • 空き家にいて偽証した乞食・伝六が土左衛門で上がる池、大覚寺大沢池。駆けつける町衆が走る道は放生池堤。
  • 平八前で金さんを待っていた良太、金さんをからかい逃げ込む夜のやしろは木島神社。舞殿まわりで追っかけっこのあと、本殿前で話す。暗闇に殺し屋が潜み見ている。
  • 良太を平八からうまうまと連れ出したお秀、二人が渡る夜の橋は松尾大社用水の橋。このあと立ち回りの林間も同所か。
  • ED、金さんがゆく道、不明(地道で左は並木、右は地平線見えてる感じの広大な田んぼ)

遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 おしげ/山田桂子 半次/島米八 八公/瀬川新蔵 熊公/津田伸 高崎靖之進/中村靖之介 要町の文三/柳沢真一 お秀/清水まゆみ 良太/加賀爪芳和 弥二郎/武周暢 伝六/山口幸生 稲妻の政/織本順吉

脚本/小川英、胡桃哲 監督/荒井岱志

※お秀は玉の輿に乗る女、女たらしの弥二郎に脅迫されていた次第。亭主と子に先立たれており、良太が息子に重なる設定。
※稲妻の政はかねて手配中のプロの殺し屋、長い革紐で絞める必殺ふうの技を披露。


 → 遠山の金さん捕物帳表紙

※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。


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