第7話 「浮世絵の女」 1970.8.23
名門・狩野派本家をめぐる陰謀は深く、ライバルを始末したと思われた当代に隠れて、真の大ワルが潜んでいた。
右腕を斬られるも生き延び、師匠の仇をとろうと雌伏する男、彼と金さんは平八での呑み友達なのであった。
ロケ地
- 狩野宝山(当て字)と弟子・南斎が修行の旅の途中襲われる山道、谷山林道。スケッチしている師匠が南斎に後事を託す旨話すシーンは片側切通しの箇所、山なみ遠望の画もある。大野木が出て二人を襲うシーンでは、両側切通しの箇所も出る。
- 父・宝山の墓に参る美奈、金戒光明寺墓地。羽織を着込んだ金さんが来ていて、筆屋の番頭とか適当なことを言って美奈に挨拶、話を聞く。この墓地はラス立ちにも出て、石段なども使って大立ち回り、露仏なども映り込む。設定は蓮華寺。
- 南斎の前に現れた大野木、ヤバいところに金さん介入で逃げた大野木を追うも見失う夜のやしろ、不明。
- 大野木の遺留品から足がついた勝田洞琳の庵、不明(建仁寺垣をめぐらせ、扉まわりは細竹編みの瀟洒な門構え、周囲は草深い)。
- 捕縛された南斎を女が逃がしたと聞いた金さん、駆けつける狩野本家は中山邸通用門。使用人から夫婦の行き先聞きだし。
遠山金四郎/中村梅之助 お光/水原麻記 敬太/蔵忠芳 千恵/新井麻夕美 熊公/津田伸 八公/瀬川新蔵 内藤与十郎/那保 半次/樋口史和 要町の文三/柳沢真一 美奈/葉山葉子 狩野雪嶺/剣持伴紀 勝田洞琳/春日彰良 土井大炊頭/河上一夫 大野木残月/今井健二 高畑南斎/園井啓介
※雪嶺(この字で「せつりょう」読み)に雇われた浪人で森章二(クレジットベタ)、お白州で大野木の後ろに小峰さん。
脚本/今村文人 監督/荒井岱志
→ 遠山の金さん捕物帳表紙
※キャストロールの表記が達筆ゆえ、読み間違えている可能性があります。
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